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2020年5月23日 (土)

政治学の単位が「不可」という経歴

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黒川弘務東京高検検事長は、武漢ウイルスによる緊急事態宣言下で賭けマージャンに興じていた。その結果、検察官定年延長で、時の人となっていた黒川弘務東京高検検事長の辞任が決まった。あっけない幕切れに、一体に何のための国会だったのだろうか。法務省が公表した調査結果では、黒川氏が3年前から月1、2回の頻度で賭けマージャンを繰り返していた。調査結果によると、産経記者と朝日新聞社員の元記者とともに、賭けマージャンに興じた。いずれも「点ピン」と呼ばれる1000点100円のレートだから、動く金は1万~2万円の現金だろう。川原隆司刑事局長は、賭けマージャンのレートについて「社会の実情から必ずしも高額とは言えない」と説明する。要するに刑事局長の見解では、「点ピン」であれば、賭けマージャンとは見なさないとのお墨付きだ。刑法の常習賭博罪の「常習性」には、頻度のほかにレートや賭博の種類などが総合的に判断されるという。法務省幹部は取材に対し、「マージャンは一般的に娯楽とされ、レートも高額でないことが考慮された」と話す。どうも安倍首相と同じで、日本の高官は法律などの解釈を恣意的に行ってよいと思っているようだ。中国武漢では、取り締まりの警察官が麻雀台を壊す画像が流されていた。日本では、取り締まりの犯罪者を処分する幹部が三密を起こしても懲戒処分されない。余人を以て代えがたい人物とは、よく言ったものだ。緊急事態宣言下で、このような馬鹿な行動を起こす高官などはいないだろう。いったい、安倍首相はどこを見て任命しているのだろうか。自分や妻を不起訴処分で救ってくれた黒川氏への恩返しなのだろうか。日本の政治家や政府高官は、「李下に冠を正さず」という言葉を知らないようだ。政治学の単位が「不可」で裏口卒業という経歴を持つ安倍首相のことだけはある。どんな人物でも叩けば埃が出るとは言う。しかし、今回はあまりも埃が多過ぎないだろうか。どうも安倍政権は、自浄作用がない烏合の衆という感を免れない。

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