黒川氏の倫理観が問われる事件
日本政府の今年の外交青書が、韓国に対して「重要な隣国」という表現を3年ぶりに復活させた。一方、台湾を「極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と表現した。これは、安倍政権が台湾を重視してきた延長線上だという。今回の外交青書では、台湾の分析記事の内容が2019年版で半ページほどだった分量を、約1ページに倍増させた。2012年版の外交青書では、台湾を「重要な地域」と表現していたから隔世の感がある。2013年版では「重要なパートナー」に変わり、2015年から「基本的価値を共有」などの表現が追加され、今年は「極めて重要なパートナーであり、大切な友人」に格上げされた。愚生でなくとも、台湾と韓国への認識は歴然としているだろう。韓国といえば、息を吐くように嘘をつき、そして国際条約は守らない。倫理観の欠如が国民のDNAに刻まれた特異の国だ。世界中から嫌われ疎まれた国だ。ところが、今年の外交青書では、韓国については「日本にとって重要な隣国」という表現を3年ぶりに復活させた。隣接するから、良きにつれ悪しきにつれ重要な国に違いないという意味なのだろうか。日韓関係の改善に具体的な動きがない中で、前向きな表現は韓国側の誤解を招きかねない。ところで、余人をもっては代えがたいと安倍首相が絶賛する東京高検の黒川弘務検事長が、武漢ウイルスに関する緊急事態宣言の発令下、賭けマージャンをしていた。取り締まる側が、賭けマージャンとは呆れる。安倍首相にとっては、黒川氏は森筧事件で本人や妻の犯罪を見送った功績が多きのだろう。しかし、この事件は財務省地方職員の自殺まで出した。事件に関与した安倍首相の妻の責任が問われていない。更に、逮捕されたのが籠池夫妻だけという片手落ちの捜査事件だ。「天に唾する」という諺がある。因果応報なのだろうか、この緊急事態宣言下で、法律の専門家である黒川氏の司法に対する倫理観が問われる事件が起きた。安倍首相も同じ穴の狢なのだろう。権力を私利私欲に使うなど、安倍首相には裏口卒業疑惑も含めて恥を知れと言いたい。
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