リモートワークのセキュリティ
最近のITのシステムは、クラウドに移行しつつある。そのせいで、クラウドサービスの世界シェアでは、アマゾンのAWSや、マイクロソフトのAzureが伸びている。そして、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)として、セールスフォース・ドットコムなどのサービスで、日常業務を行うこととが多くなった。会社での日常業務がクラウドに移行するにつれ、今までファイアーウォールで守られた社内のITインフラという発想は、実情にあわなくなった。そのため、新しい環境を想定して、最初からセキュリティ対策をやり直す必要がある。こいう環境に対応するセキュリティ商品を提供する会社が伸びている。ITセキュリティ企業の「ズィース ケーラー」や「クラウドストライク」などは、まさしくこのような出発点から生まれた企業だ。ハッカーの侵入を全て防ぐというのは、現実的に幻想に過ぎずない。実際には、どんなに防御を固めても新しい手法で侵入される。むしろ、侵入された後、どう対処するかのほうが重要になる。今までのセキュリティシステムは、既に存在しているウイルスやマルウェアからの攻撃を防ぐことが目的だった。しかし、これでは毎日何百何千もの新しいウイルスが誕生するウイルスを防ぎきれない。そこで、新しいウイルスシステムが作られた。それには、多くの顧客企業のうち誰かが攻撃された場合、その侵入者の情報をアマゾンであれば「AWS」上に構築したプラットフォームを経由して、他の全顧客と情報共有して集団防衛する。このような集団防衛は、自社で有能なITセキュリティ担当者を確保できない中小企業でも、大企業と同じレベルの対応が出来る。昨今、武漢ウイルスにより、リモートワーク勤務に移行する企業が増えた。リモートワークをすることは、社内サーバーセキュリティだけではなく、自宅のPCやタブレットも、会社のサーバーを介して業務を行う。つまり、社外にもセキュリティ対策が必要になる。それには、外部からユーザーが利用するサーバーやPCに対する不正アクセスなどを素早く検知する必用がある。そのために、全てのクラウドデータとウイルスインテリジェンスの情報から攻撃の全容と、プログラムの実行に必要な各種情報を提供する。そして、ユーザーに代わってウイルスを率先的に探索し、精鋭なウイルスハンター部隊が、企業では検知できないウイルスを捕まるサービスだ。愚生が能書きを言わなくても、企業のシステム部門では常識なことだろう。愚生も遅ればせながら、少々株を買ってみた。ここのところ好決算のせいで、株価が上昇している。何時も悔むことだが、愚生が少ししか買わなかった株に限って上がる。「買い遅れる時は、唯々買い場を待つべし」と自分を慰めるしかない。
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