新宿歌舞伎町は、当時の青線地帯
昨日は、藤井聡太七段vs渡辺明棋聖の棋聖戦五番勝負の第3局を朝から見ていた。渡辺棋聖が142手で勝利した。次戦第4局は、7月16日に関西将棋会館で指される。ここで決めて、これまでの最年少タイトル獲得記録を更新して頂きたいものだ。ところで、東京都は9日、新たに244人の武漢ウイルス感染を報告した。1日当たりの新規感染者数では緊急事態宣言下の4月17日の206人を上回り過去最多だ。いったい何故なのだろうか。新宿区は、武漢ウイルスに感染した区民に対し、1人あたり10万円の見舞金を、8月末に支給する。新宿では「夜の街」関連の武漢ウイルス感染者が多いようだ。どうも、見舞金目当ての検査が増えているのではという批判もある。新宿区議会では、今年度一般会計補正予算で見舞金に関する経費を1億円計上した。このため、1000人を超えた感染者への給付は現在のところない。仮に舞金の狙いの検査であっても、感染者を掘り起こし隔離できれば、二次感染は減る。ホストやキャバクラ嬢といっても、映画の「赤線地帯」や「洲崎パラダイス赤信号」のように、それぞれに事情はあるだろう。売春防止法施行直前の洲崎は赤線地帯、今問題になっている新宿歌舞伎町は、当時の青線地域だ。何か社会の歪の中で暮らす人々の悲哀が感じられる。愚生は映画「赤線地帯」や「洲崎パラダイス赤信号」から、当時の社会事情を知って戦後すぐの昭和に思いを巡らした。演技力があって見目麗しい若尾文子や新玉美千代のような女優は、現代にいるのかは知らない。しかし、映画全盛時代の作品は、役者も含めて、当に芸術品だと思う。今、鑑賞しても飽きないのは愚生だけであろうか。
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