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2020年7月 5日 (日)

将棋ファンにとって面白い企画

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昨日は、プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント1回戦を観戦した。決勝トーナメントに進出チームは、「チーム渡辺、チーム永瀬、チーム三浦、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷チーム」と昨日対戦があった「チーム康光」と「チーム久保」だ。結果は、第8局でチーム康光・森内俊之九段が、チーム久保・久保利明九段に勝利し、チーム成績を5勝3敗として1回戦を突破した。レジェンドのチームメンバーは、「佐藤康光九段・谷川浩司九段・森内俊之九段」の高齢者が主力。一方、振り飛車チームのメンバーは、「久保利明九段・菅井竜也八段・今泉健司五段」の振り飛車党の棋士だ。勝てばチームの勝利が決まる一局で、森内九段は、久保九段の四間飛車穴熊を完璧に攻略した。しかし、後半は久保九段の反撃にあい、形勢は二転三転の大激戦になったが最後には振り切った。レジェンドに相応しくチームメンバーは、3人とも永世称号を保持するチーム康光だ。三人は、今大会の参加をきっかけに、Twitterの合同アカウントを開設した。そして、森内九段自身は、最近、YouTubeのチャンネルも作った。長年、将棋界を背負ってきた3人の中で、この早指し棋戦でも最も輝きを放ったのは森内九段だった。予選では5局指し4勝1敗の好成績を収めていた。そして、決勝トーナメントでは3連勝を飾った。通算7勝1敗と圧巻の将棋を指した。優勝賞金は1000万というから、それほど金銭的に恵まれない将棋棋士は、誰でも真剣なのだろう。ただ、個人戦と違い負ければチームメンバーに顔向けできないため、プレッシャーは相当だったようだ。個人戦なら自分だけだが、団体戦は同僚に迷惑がかかる。二連敗の今泉五段は泣いていた。佐藤九段も勝ったと言え本人が連敗だったため消沈していた。一方、久保九段のチームは敗れたが、本人は二勝一敗だったため清々しい顔だった。将棋・AbemaTVトーナメント団体戦は、将棋以外の棋士の喜怒哀楽を見て取れて面白かった。往年の力がない谷川九段も、菅井八段に勝ったあと、ドキドキしてまだ話せないと言うから、その真剣みとプレッシャーは、相当だったようだ。将棋ファンにとって、本当に面白い企画だ。ところで、東京圏一極集中是正へ新基本方針案という記事があった。武漢ウイルスの感染拡大を踏まえ、東京圏への一極集中の是正対策に、地方国立大学の定員を増すという。具体的には、地方大学の魅力の向上に向けて、特色ある人材育成を図る国立大学の定員増を認める。また、オンライン教育を活用して国内外の大学との連携を図るという。しかし、特色ある人材育成というが、愚生に言わせれば文科省の眼鏡にかなった人物だろう。そして、地方国立大学が定員を増やしたければ、文部官僚の天下り先を受け入れることだと言っているようにも聞こえる。そんなことより、愚生だったら地方国立大学の授業料を無料にすれば、もっと簡単に魅力が増すと思う。

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