他のプロ棋士が「京]なら藤井棋聖は「富岳」
昨日は、朝からAbemaTVで「第91棋聖戦五番勝負」の第4局を観戦していた。藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)棋王・王将を2勝1敗で追い込んで迎えた一局だった。愚生は、一昨日に札幌で行われた王位戦から、休む暇なく大阪入りした藤井七段は相当不利だと見ていた。しかし、凡人の心配など令和の天才には関係がないようだ。関西将棋会館で指された第四局は、後手番の藤井七段が勝ち、シリーズ3勝1敗で初タイトルとなる棋聖位を獲得した。17歳11カ月でのタイトル獲得は、屋敷伸之九段が持つ最年少記録(18歳6カ月)を30年ぶりに更新する記録だという。そして、初の現役高校生のタイトルホルダーが誕生した。愚生は、現役最強とされる魔太郎(渡辺明)に勝つのであれば、もはや藤井棋聖は無敵だと思う。何かプロ棋士のなでも一段抜けた能力に違いない。一般のプロ棋士をコンピューター「京」の処理能力に例えれば、藤井棋聖は「富岳」のレベルのような気がする。現在行われている第61期王位戦七番勝負でも開幕から2連勝しているから、木村一基王位からタイトルを奪取することは、ほぼ確実だろう。愚生のような高齢者にも、サッカーや野球、相撲、将棋棋士で贔屓にしているチームや選手がいる。その中で、いつも確実に愚生の溜飲が下がるのは藤井棋聖だけだ。他は、腹立たしい負けや引き分けなどで、応援したことを後悔させられることが多々多い。藤井棋聖は、王位戦に続いて竜王戦の挑戦者決定リーグも控えている。あまり感激がなくなる時期に差し掛かった愚生だが、今回の活躍で胸が躍る気分になった。AbemaTVと藤井棋聖は、愚生にとっては枯れ木にそそぐ星の精のようだ。雪深い北陸に育って、趣味として将棋を覚えたことに感謝したい。ところで、借りを返すわけではないが、魔太郎にも名人戦を頑張って頂きたい。
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