AbemaTV団体戦に藤井棋聖が登場
昨日は、第33期竜王戦(読売新聞社主催)決勝トーナメントの丸山忠久九段vs藤井聡太棋聖をAbemaTVで観戦した。竜王戦ランキング戦3組で優勝し、決勝トーナメントに進出した藤井棋聖だったが、千日手指し直しの末に116手で敗れた。愚生も朝から観戦していたが、夕方千日手指し直しになった。その後、酒を飲みながら8時ごろまで見たが、眠くなってしまったので床に就いた。夜の11時半ごろにAbemaTVをつけると、丸山勝ちとあったので愕然とした。千日手指し直し局は、前局の残り時間を引き継ぎ、先後が入れ替わって藤井棋聖が先手となった。そのため、藤井棋聖は1時間34分、丸山九段3時間59分の持ち時間で、実に2時間25分もの大差があるハンデ戦となった。71手目に藤井棋聖は、残り2分のうち1分を使って、ついに一分将棋となった。形勢は依然ほぼ互角。しかし残り時間は丸山1時間17分と大差だった。局後、丸山九段がインタビューに答えている間、藤井棋聖はずっとうつむいていた。藤井棋聖のこうした姿を見るのは、いつ以来のことになるだろうか。なぜならば、最近、藤井棋聖が負けたのは、棋聖戦第三局しかないからだ。しかし、棋聖戦は番勝負のため、負けたからと言って、今回のように敗退となるわけではない。これまで、棋聖タイトルを取り、王位タイトル獲得もあと2勝だ。この先はさらに、竜王までも挑戦するのではないかと思わせた。しかし、今回の敗北で、藤井棋聖は羽生善治現九段の持つ史上最年少での竜王位獲得(19歳3か月)の記録を抜くことは不可能になった。ただ、竜王ランキング戦4期連続優勝、デビュー以来無敗の20連勝という記録は現在も継続中だ。今後も期待したいものだ。ところで、今日はAbemaTV団体戦のバナナ永瀬チームに藤井棋聖が登場する。そのリーダー永瀬二冠も、昨日は叡王戦があって、藤井棋聖と同様に忙しい身だ。バナナ永瀬チームに、昨日の憂さ晴らしに頑張って頂きたいものだ。
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