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2020年8月11日 (火)

業績はV字型ではなくL字型

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武漢ウイルスの影響が織り込まれた上場企業の2021年3月期の業績予想の開示がされた。開示を集計すると、純利益は前期比36%減となり3期連続の減益だ。ただ、今期予想を開示した企業は、全体の66%。利益の合計額は、業績がピークだった2018年3月期比で半減した時と同水準だ。今期の業績予想で、もっとも多いのが「減収減益型」で6割を占める。トヨタ自動車は20%の減収、64%の減益となる見通し。世界販売台数が13%減るのが響く。ホンダも14%の減収、64%の減益の予想だ。最も儲かっていた会社がこの低落だから、同業他社は赤字決算が多い。一方、設備投資関連の企業の業績も悪化する。建機大手コマツは15%の減収、56%の減益で、業績回復はV字型ではなくL字型に近いという。要するに、これ以上は悪くならないが、この状態が継続するという予測だ。愚生も全く同感だ。武漢ウイルスは、小池都知事が言うように「ウィズコロナ」ならば、今後も同様な社会環境だろう。つまり、巣籠状態社会が続くことになる。Amazonや任天堂、そして「将棋」などが、これからも持て囃されることになる。インターネット世界では、サブスクリプションモデルのクラウド化が一層進むだろう。そして、実際の旅行体験より「バーチャル旅行」などが人気商品になるかもしれない。環境が悪いなかでも「増収増益型」の企業は全体の約2割ある。それは、次世代通信規格「5G」向けた部品メーカーや「巣ごもり消費」に寄与する即席麺の会社などだ。中には、コスト削減で損益改善する会社もあるが、いつまでも固く雑巾を絞ることはできない。富士フィルムHDに買収されたせいで、毎年給料や福利厚生、退職金等を削ったために、すっかり疲弊した会社もある。富士フィルム自体は、キヤノンと同様に棺桶に足を突っ込んだ老害とも呼べる人物がトップに立つ。人事が停滞した会社は、いずれ企業業績にも反映されるだろう。武漢ウイルスが今後徐々に収まり、業績も持ち直すと期待する向きもあるが、早々に今後も続くことを前庭に、戦略を練らなければ企業そのものの存続も怪しくなる。開示内容では、純利益は上期に、前年同期比54%減となるのに対し、下期は19%増える見込みだという。下期の増益は構造改革という「首切りによるコスト削減」だろう。そう考えると、これからも暗い話が続く。ところで、今朝ニュースで三密の中で、全国から甲子園球場に集まり高校野球が開催されている。休校で授業が遅れているのに、高校野球などをやっていて良いのだろうか。高野連の商業主義には、呆れて物が言えない。他の高校生は補習授業をしている。彼らにとって、高校進学は野球目的で、勉強することではないのは分かる。しかし、高校球児が将棋の藤井聡太君のように、学校の授業は時間の無駄、10分で十分だという生徒ではないだろう。文科省は、武漢ウイルスの感染拡大の中で、このような暴挙を放置していて良いのだろうか。

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