封じ手は、AIと同様に「△8七同飛成」
昨日、国内では、新たに1070人の武漢ウイルスの感染者が確認された。大阪が187人で東京の186人を上回り、この日の最多となった。大阪が東京を上回るのは、緊急事態宣言が全面解除される前の5月13日以来だ。新規感染者は、ほかに福岡102人、神奈川95人、沖縄71人、埼玉62人などで、東京以外でも都市部を中心に感染拡大が続いている。19日の感染者から10日間逆算すれば、旧盆の連休が始まった9日になる。東京が少ないのは、小池百合子都知事の連休中は、外出を控えるようにとの要請が功を奏したことになる。安倍政権の無能な行政能力が問われる。国民を愚弄したGo to travelキャンペーンなど、誰が考えてもこの時期にすることは、可笑しいだろう。メンツにこだわり、愚かさの上塗りをしている。愚生も含めて、東京外しのGo to travelキャンペーンは高くつくと思う。自民党には、今後一切投票をすることはしない。かといって、売国奴の立民党や共産党などもありえない。ところで、将棋第61期王位戦第4局は、後手の藤井棋聖が42手目を封じて1日目を終えた。形勢は五分だとAIは示す。1日目は、藤井棋聖の36分におよぶ長考で封じられた。午後5時43分に封じ手番を宣言した藤井棋聖だが、定刻の午後6時を過ぎても首をひねり続け、ようやく封じたのは6時19分だった。対局は先手・木村王位の誘導で、序盤から激しい流れになる「相掛かり」となった。今回、藤井棋聖が勝てば、一気の4連勝で王位のタイトルを獲得する。18歳1カ月での最年少2冠を達成し、羽生善治九段が1992年9月に王座と棋王を獲得したときの21歳11カ月を大幅に更新する。さらに、八段昇段規定のひとつ「タイトル2期獲得」を満たし、加藤一二三・九段の18歳3カ月を塗り替えて昇段する。愚生は、今回の封じ手が非常に気になる。直前、先手番の木村王位は飛車取りの手となる「▲8七銀」と指した。飛車を取られたくない藤井棋聖としては、「△2六飛」と逃げるか、逆に「△8七同飛成」として相手の銀を取るか、2択しかない。しかし、最強駒の飛車と銀との交換は割に合わないので、通常なら「△2六飛」を封じ手だと誰でも思った。藤井棋聖は、ここで長考したので、木村王位は不気味に思っただろう。藤井棋聖が「△8七同飛成」を選べば全面戦争となる。AIの最善手は「△8七同飛成」だった。この手を藤井棋聖が選んだのなら、実力が並のプロより格段に抜けている。今、封じ手が開封された。封じ手は、AIと同様に「△8七同飛成」だ。愚生は、藤井棋聖の勝利を確信した。
| 固定リンク
「将棋」カテゴリの記事
- 5月初めには7冠を達成(2023.04.12)
- 玉の守りは金銀三枚(2023.03.23)
- タイトル6冠を20歳8カ月で達成(2023.03.20)
- 身分を明かさないでの寸評は困る(2023.02.27)
- 将棋の神様に見放された棋士は負け(2023.02.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント