« 時代は双方向の移動端末通信に | トップページ | 「キャッシュ・イズ・キング」 »

2020年8月15日 (土)

老後の階段の上り下り

Dsc09615
最近、平屋建ての家が人気だという。土地が安い田舎に住んでいれば、平屋造りの家は理想だろう。愚生が生まれた家も、物心がついた頃は平屋だった。その後家の改修で、両親は一間だけを二階に造った。昔の間取りの家には、曾祖母もいたから、両親のブライベートな空間がなかったからだろうか。しかし、曾祖母が亡くなってからは、お袋が二階に行くことは、あまりなかった。そして、親父か死んでからは皆無だったようだ。昔の家の造りは、二階へ行く階段が急で危なかった。愚生が、都会でマンションから一戸建てに移った中古住宅は、昭和50年以前に建てられた間取りだった。田舎と違い、都会は土地価格が高い。そのため、二階建ては普通だ。そして、昭和40年後半の家ときたら、階段はストレートで、外観はモルタル仕様、洗濯の干し物用に広いベランダ、そして雨戸は木戸にカラートタンを張り付けたものだった。玄関の一部は、茶色のタイル張りになっていて、一応アクセントが付いていた。今でも、その様式の古い住宅を散見すると懐かしい。そのような家は、最近は二階のカラートタン貼りの雨戸が締め切っている。何故ならば、高齢化したお年寄りが二階に行くのは辛いため、使用していないからだろう。一人暮らしの老婆には、二階へ行く為の階段の上り下りは危険だからだ。ところが、都会では狭い敷地に建てるため建坪を増やすには総二階にするしかない。愚生宅も狭小の宅地に、家を建て替えたため総二階だ。当時は若かったから、子供部屋や愚生、かみさんの部室の独立性を優先させた。そのため、老後の階段の上り下りまで考えなかった。ミサワホームの規格住宅だったため、なぜか風呂などは二階にある。設計者の意図は、風呂などのプライベートな場所を二階に設けたのだろう。そういうわけで、子供が巣立ったからと言って、二階を使用しない訳にはいかない間取りだ。愚生は二階に住んで、かみさんと猫は一階を占領している。いずれは、チェアリフトを取り付けなければならないだろう。差し迫って必要なものは、階段の上り下りがうるさいと苦情がくる為、二階用の小さな冷蔵庫くらいだ。最近は老猫の調子も良くない。もし彼まで居なくなると本当に寂しくなる。晩節が寂しくなると、つくづく高齢者であるという事実を認識させられる。

|

« 時代は双方向の移動端末通信に | トップページ | 「キャッシュ・イズ・キング」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 時代は双方向の移動端末通信に | トップページ | 「キャッシュ・イズ・キング」 »