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2020年9月24日 (木)

藤井聡太棋聖(18)の棋聖就位式

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昨日、暇なので東京都内で開かれた藤井聡太棋聖(18)の棋聖就位式を見ていた。棋聖就位式は通常、ファンとともに棋聖就位を祝うが、今回は武漢ウイルスの感染防止のため、関係者や報道各社のみの参加となった。式典の模様は産経新聞社のサイト「産経ニュース」で中継された。藤井棋聖はこの日のために仕立てた黒紋服を身に着け、式典ではやや緊張した面持ちで関係者のあいさつにじっと耳を傾けていた。愚生は来賓者の内容がない長い挨拶を聞く間、次のことを思っていた。藤井棋聖は、高校三年生で今日は通学日だ。武漢ウイルスの感染拡大で参加者を絞るなら、いっそのこと藤井棋聖もリモートでの出席で良いのではないか・・・。藤井棋聖は、昨日も東京都内で王将リーグを夜遅くまで戦ったばかりだ。ホテルへの連泊では、疲労困憊だと思う。おまけに昨日は敗戦で疲れただろうから、こんな主催新聞者や協賛不動産会社の社長の挨拶など聞きたくもないだろう。その中で傾聴するに値した挨拶は、やはり師匠の杉本昌隆八段だった。愛弟子に花束を贈呈し「平成29年に藤井棋聖が達成した29連勝は映画で例えれば予告編。棋聖獲得は本編が始まったところで、これからも記録をどんどん塗り替えていくだろう」と期待を込めた。親御(母)さんの裕子さんが会場を訪れ、藤井聡太棋聖の立派な晴れ姿を見守ったのは、感無量だったであろう。その中で、藤井棋聖は「将棋は指すたびに新しい発見がある。より成長して強くなり、さらにいい将棋を指せるように精進したい」と高校生タイトルホルダーの抱負を語った。また、就位式後の記者会見で今期の五番勝負について「苦しい将棋を何とか勝つことができ、一つ結果を出せた。自分としても成長できたシリーズだった」と振り返った。そして、改めて今後の目標を問われた藤井棋聖は「結果は実力を高めることでしか実現できないので、強くなるため努力することが一番大事」と力を込めていた。高校生とはいえ、棋界を代表するタイトル保持者だと、つくづく感心する言葉だ。愚生のように、平々凡々と日々を何気なく生きていると、藤井棋聖のようなプレッシャーはない。傍で見ていても、世間から注目されることは嬉しいだろうが、大変なことだと同情する。愚生も藤井聡太のサイン入りのミニ色紙と扇子を三本も買った。将来の値上がりを見越しての購入なので、藤井二冠には、これからも頑張って頂きたい。

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