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2020年9月 4日 (金)

少子高齢化と郊外分散で先が見通せない

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9月3日、米国株式市場は急反落し、6月以来の大幅な値下がりとなった。ダウ工業株30種の下げは800ドルを超え、ナスダックも約5%安となった。新聞電子版には、景気回復の遅れに懸念が高まる中、ハイテク優良株に売りが出たとある。しかし、何か後付け講釈がいるからそう書いているのだろう。愚生は、上がり過ぎたから売られたのだと思う。アップルやテスラーなどは、株式分割で上昇していた。しかし、株を分割しても価値は同じだから、株が上がる要因にはならない。上がるとすれば、買っている人の思惑だけだ。前日にはS&P500とナスダックが終値ベースで過去最高値を更新した。今日は利益確定売りでナスダックが下げを主導した。アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、テスラー、エヌビディアが大きく売られた。その中でも、株式分割で上げ過ぎていたアップル▲8%とテスラー▲9%が大きく売られた。愚生は、上げ過ぎの反動だと思う。絶好の買い場かどうかは知らないが、一昨日利益確定売りを入れて年末調整に備えていたため、アマゾン株を少し買った。アマゾン株は、PERを見ると躊躇するが、営業キャシュフローの伸びが素晴らしい。武漢ウイルスの感染拡大は、いつ治まるか見当がつかない。30年以上営業していた家の近くにあるカフェや食堂も店を閉めた。2~3ヶ月程度なら耐えられても、半年も続けばキャシュフローはショートする。将来が見えない事業継続は、金をドブに捨てるのと等しい。早々に、見切りをつけたのだろう。また、気になるのは大幅値引きのリホーム価格の広告だ。台数限定とあるから、在庫処分でキャシュフローを補いたいのだろかと穿った見方をする。これだけ巣籠やテレワークが普及すれば、家の修理や買い替えなどは、様子見するだろう。東京都の人口が社会減というから、人の流れは都心を脱出する流れだ。今朝のニュースでも、JR東日本が100キロメートル圏の終電時間を切り上げるという。これでは、オフィスで働く人や飲み屋に通う人も、都心から早く帰宅する。その結果、夜間営業のお店は確実に売り上げが落ちるだろう。それに関連する理容店や職住近接のマンション需要も減る。少子高齢化と郊外分散が同時に起きる将来像はどうなるのだろうか。先が見通せないなら、当面は家の転居や購入は控えるだろう。

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