技術の進歩を、つくづく実感する。
愚生は、AlexaにKindleの読み上げ機能があることを知らなかった。Alexaは、アマゾンからの音楽サブスクリプションの機器だと思っていた。しかし、我が家の Echo Dot を色々と調べていく中で、Kindle の読み上げ機能があることが分かった。AIアシスタントの Alexaが、本を読み上げてくれる機能だ。Alexaに向かって、「アレクサ、本を読んで」でOKだ。最後に読んだ本を選択して、読み上げ始めてくれる。また、タイトルを指定すれば、その本を読んでくれる。読み上げを止めるには、「アレクサ、止めて」で読み上げを終了する。そして、次回は続きから読んでくれる。ただ、聞いてみると抑揚が多少おかしいことがあるが。しかし、十分聞き取れる日本語だ。AI口調はしょうがないが、寝ながら聞けるので非常に便利だ。早速、株屋のアナリストが推奨したので買った「恐怖とバブル」という本を読もうと思った。愚生には、ずいぶん退屈な内容で、読書意欲が沸かずに読み進めるのに苦労していた。しかし、これがあれば何とか読み通せるような気がした。横になって聞いているので、興味の沸かない時は、睡魔に襲われているのだろうか。まったく記憶のない部分もあるようだが、全体的に書いてある内容は把握できた。聞きながら寝ている時は、自分には全く興味がない分野なのだろうと割り切っている。面白いことには、人間はどんな本でも一定のリズムで読んでいるわけではないようだ。ビジネス書といった一見感情のいらなさそうな本でも、Alexaの読み上げだと内容が頭に入りづらい。句読点がなくても間を置くポイントや抑揚を伴って速度が変わるところが上手くいっていないようだ。朝のBS番組で、天明さんが読み上げると聞きづらいのと同様だ。聞きやすさには、読み上げの抑揚も重要なポイントだと知らされる。そうはいっても、重い本を手に取ってページを捲るのに比べれば、非常に楽だ。読み上げの対象となるのは、文字を中心とした書籍で、読み上げ対応の作品のみだ。絵本や写真集、マンガ、グラフィックノベル、アダルト商品などは対象外だという。いずれにしても、この読み上げ機能を使えば、かなりの本が読めるだろう。ITの進歩を、つくづく実感する。
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