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2020年10月20日 (火)

サブスクは不況期に生まれたビジネス

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最近は、「サブスクリプション(継続課金)」モデルが消費形態を変えつつあるという。愚生に関していえば、Amazonプライムでの映画やドラマ、Amazonエコーの音楽などがそれにあたる。もう少し注目すれば、仕事で使用しているサーバーもGMOのレンタルだ。50歳になる20年前位から、退職後に暇を持て余すことがない様にと、ビデオで撮った映画やドラマをDVDに焼いて保存した。また、図書館で借りたCDなども違法コピーして、後から聞こうと貯めていた。しかし、こういう努力もインターネットの普及とサブスクリプションで全く徒労となった。当時は、ここまで通信速度が速くなってサブスクリプションサービスが常態化するとは思っていなかった。20年くらい前に建築した自宅は、各部屋に「カテゴリー5」のLANケーブル、「同軸ケーブル」、「電話線」を引き込み、どういう方式がインターネットの主流になっても困らないように布線した。しかし、無線が主流な今となっては、無駄な出費だった。当時は、ISDNでインターネット接続していたから、5Gなどの高速無線通信や高速無線Lanは想像できなかった。最近のサブスクリプションは、衣食住にかかわる様々なサービスが登場する。サブスクリプションモデルには、世界230都市のホテルなどで、転々と住む場所を変えられるサービスがある。費用は最大月額8万2千円。サブスクリプションでは、家は1カ所という固定概念がない。武漢ウイルス禍では、生産者と契約し、有機野菜や調味料をレシピと組み合わせ、1週間分の食材を届ける月額サービスもある。武漢ウイルス感染拡大で加速が生んだ生活様式は、動画、音楽、電子書籍、車、飲食、家具、家電、ジムなどあらゆる業種に及んできた。世界のサブスク方式のネットサービスは2025年に4782億ドル(約50兆4千億円)と2018年の36倍に拡大する見通しだと予想される。しかし、国内で参入した企業の3割は1年以内に撤退している。「牛角」は、1万1000円で焼肉1カ月食べ放題などができるサービスを始めた。しかし、利用者が殺到したため一年でやめたという。愚生も使用するアマゾン・ドット・コムの「アマゾンプライム」は、配達無料の宅配と動画配信サービスを組み合わせているから割安感が大きい。おまけに、ゴールドカードであればポイント還元が2.5%もある。どうもサブスクリプションの成功の可否は、『釣った魚にえさをやれるか』が大事だという。全体として、飲食業は失敗しやすい傾向らしい。消費者が1つの飲食店を選び続けるケースは少ないからだという。一方、東京ディズニーランドの年間パスポートのようにロイヤルティーが高いなら需要は旺盛だ。成功の秘訣は、利用者が求めるものをよくわかって組み合わせる必要だという。不必要なものを組み合わせても、利用者は単品で買えばよいという話になるからだ。いずれにしても、所有にこだわらないサブスクリプションやシェアエコノミーは、不況期に生まれた新しいビジネスモデルだ。武漢ウイルス感染拡大とデジタル化の加速はサブスクリプションには追い風となる。この方式が今後は主流となるかどうかは分からない。しかし、愚生の日常は徐々にAmazonに取り込まれていくような気がする。

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