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2020年10月 7日 (水)

使わなければ損をする気がする

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武漢ウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食業界を支援する「Go to イート」が10月1日から始まった。しかし、参加を見送る飲食店が出ている。なぜなら、ポイントは民間の予約サイトを通じて店を予約した消費者にしか付与されない。それにもかかわらず、店側が同サイトに登録するには重い手数料負担が生じるためだ。愚生も食べに行くのに、いちいち予約する野では面倒に思う。だから、1万円購入で1万2,500円になるクーポン券なら使おうと思う。どうも企画した官庁職員は、飲食業が薄利なのを知らないようだ。業界関係者は「飲食業は薄利で、利益率が1割もあれば優良店」だという。客単価が3000円とすれば利益が300円あれば御の字だそうだ。それから、100円、200円の手数料負担は大きい。今回の事業は武漢ウイルスで苦しむ飲食店救済が目的と言いながら、予約サイトを利するような制度設計になっている。どうも高級料理店しかターゲットに入っていないようだ。そうであれば、愚生が行きつけのラーメン店などは、対象店舗にはならないだろう。ところで「Go to イート」の興味は薄れたが「Go to トラベル」の方は、OB会も含めて3つも旅行を予約した。宿泊費が35%引きで、地域クーポンが15%だから、実質50%引きは魅力がある。普段より、1ランク上のホテルや旅館に宿泊できる。何度使っても良いというから、使わなければ損をする気がする。現金なもので、通常は安倍政権に辛口批判しかしないが、こういう恩恵があれば改めて見直す気分になる。愚生も数年前から高齢者という範疇に入った。60歳を過ぎた頃から、足腰が悪くなったら旅行に行けないと思っていた。そういう訳で、愚生なりの自己評価ではあるが、国内の方々を旅行した。旅行に行った時は、それほど好印象でもなかった地域だが、テレビや雑誌、パンフレットでその地域が特集されると、何か親近感を持つ。最近は、階段を上るにも膝が痛むことがある。そう考えると金比羅山(785段)や湖東三山の階段をもう一度上る元気はない。武漢ウイルスの感染拡大で旅行も憚られる昨今、急ぎ足だったが方々に旅したことは良かった。

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