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2020年10月22日 (木)

希望者全員にプレゼントすべきだ

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昨日は、朝からAbema.Tvで「藤井聡太棋聖・王位vs村山慈明七段」第79期名人戦順位戦B級2組を観戦していた。順位戦B級2組は上位3人がB級1組へ昇級する。深夜にまで及んだ激戦を制した藤井二冠は「力戦模様になり駒があまり前に出にくい将棋なので、どうバランスを取ればいいのか分からなかった」と振り返った。将棋は村山七段の横歩取りへの戦型誘導を受けて立つ戦になった。夜の10時頃まで愚生の眼には互角に映ったが、最後は藤井二冠の鋭い攻めで投了に追い込んだ。最近の藤井二冠は、史上最年少で2冠を獲得後、豊島竜王、羽生九段戦に横歩取り戦型で黒星を喫していた。その連敗した同じ戦型で、村山七段は研究手を用意して藤井二冠に臨んだ。しかし、深夜にまで及んだ激戦を藤井二冠が制し、開幕から無傷の5連勝とした。愚生の棋力程度では、プロの将棋の詳細までは分からない。しかし、AIの評価値が画面の片隅に表示される為、ある程度の優劣は分かる。そういう意味で、昨日の戦いは午後9時くらいまでは、はっきりとした優劣はなかった。B2組は、これまでトップだった中田宏樹八段が敗れたため、藤井二冠が先頭に立った。今期の残る相手は、北浜・野月・中村修・窪田・中村太と続くが、強豪ではあるが盛りの過ぎた高齢者が続く。唯一若いといえるは、中村太一七段の32歳だ。多分1敗でも昇組は可能だろうから、藤井二冠の実力からして昇級は確実だ。傍から観戦する愚生の眼にも、一局を勝ち切ることは容易ではない。これだけの高勝率を藤井二冠が維持していること自体、秀でた力が有るとしか思えない。王将戦の予選リーグでは、惜敗が2回も続いたため不運だった。ところで、産経新聞に「藤井2冠の扇子」の抽選に応募したが未だに返事はない。どうも100本限定というから、抽選に外れたのだろうか。それとも、新聞社内の身内に扇子を配ったのだろうかと穿った目もある。産経新聞など、安いのが取り柄の右翼紙だ。購読してやっているのだから、藤井二冠の扇子くらいは、希望者全員にプレゼントすべきだろう。

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