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2020年11月15日 (日)

もう少し早く目標額を達成してもよさそう

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「おかえり!ノムさん大阪球場に。」という野村克也のクラウドファンディングが始まってから、5日目になる。今年の2月11日に急逝した野村克也(享年84歳)を 南海ホークスメモリアルギャラリーに名前を残そうという事業だ。一周忌に合わせ、野村克也が選手として輝いた大阪球場跡地に名前を刻むためだ。愚生も高齢者と呼ばれる範疇に入ったが、少年時代は熱烈な南海ホークスのファンだった。サッチー問題で野村が解雇されてからは、南海ファンを離れてしまった。野村も選手時代は、あまり話さないので好感を持っていた。しかし、監督や解説者になってからは、愚痴が多く女々しい性格には嫌悪感を持った。そうはいっても、愚生のホークスファンは捨てきれずに、アンチジャイアンツとソフトバンクホークスを応援してきた。5日目の現時点の支援総額は、【6,701,722円】33%に達している。このペースで目標金額の20,000,000円が1月11日までに達成できるのだろうかと不安になる。愚生自身は、これ以上支援しようとも思わない。長嶋や王ならとっくに目標額を達成しているだろう。大阪人がケチなのか、それとも南海時代の野村克也の評判がもう一つ良くないのかもしれない。ヤクルト監督だった東京人や楽天監督の東北人ならもっと支援金が早く集まった気がする。そもそも南海ホークスのファンでなくとも、南海電鉄の役員や職員だけでも達成しそうな金額だと思うが。現在の支援者数が【431人】というから、いくら不人気球団だったとはいえ寂しい限りだ。一人平均1万5千円というから、愚生は8人分も寄付したことになる。このプロジェクトの発起人が江本孟紀なのが障害なのかもしれない。「あぶさん」の著者、水島新司氏などが呼び掛ければ、もっとインパクトがあっただろう。しかし、水島新司さんだったら、2千万円などはポケットマネーで出すだろうから億単位のプロジェクトだったかもしれない。そういえば、2014年まで「ビッグコミック」に連載されていた「あぶさん」は懐かしい。景浦安武を主人公とする日本で最も長く連載が続いたスポーツ漫画だった。不人気球団ではあったが水島新司のおかげで、南海ホークスの名前は「安武さん」を通してすいぶんと浸透した気がする。野村克也が野球界随一の名監督かどうかは知らないが、彼の自虐的な独特なボヤキは球界のみならずお茶の間でも多くの人に愛されたようだ。佐知代夫人の2人の連れ子も授業料が高いアメリカンスクールに通わせたというから感心する。野村克也は、昭和10年に日本海に面する京都府網野町に生まれた。病弱の母、3歳上の兄との暮らしは苦しく、早朝の新聞配達や子守り、アイスキャンディー売りなどで家計を支えたという。中学卒業後は、働いてほしいと願う母を兄が説得し、峰山高に進学した。その後、テスト生として南海ホークス(現ソフトバンクホークス)に入団した苦労人だ。そういう面では、野村克也の不屈の精神から習うべきことは多い。ヤンキース・田中将大をはじめ、野村克也が育て上げた名選手は多い。2020年は阪神・矢野燿大監督をはじめ、ヤクルト・高津臣吾、中日・与田剛、西武・辻発彦、楽天・三木肇、日本ハム・栗山英樹の6監督に加え、日本代表の稲葉篤紀監督が教え子にあたる。人を育てたのも野球人・野村克也の功績だ。そうであれば、もう少し早くにクラウドファンディングの目標額を達成してもよさそうなものだ。

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