人生の楽な生き方などないのでは
今朝、立川志らくのワイドショーで、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)の「日本大学芸術学部への裏口入学」にいて報じていた。どうも、志らくは太田光より日芸の一年先輩らしい。太田が記事を掲載した「週刊新潮」の発行元の新潮社に3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて訴訟を起こした。その東京地裁の判決は「十分な裏付け取材を行ったとは言い難い」として太田側の名誉毀損を認めた。そして、新潮側にネット記事の削除と440万円の賠償を命じた。新潮記事の内容は、2年前に日大関係者から太田の日大芸術学部への裏口入学の話が上がったという。芸術学部に入学するため太田の父は裏口入学をあっせんする組織に接触して、口利きを依頼した。紙面では合格の経緯について、父が太田光は割り算も出来ないなどと話していたという。国語・外国語の筆記試験と、実技・面接の2次試験で行われるが、試験直前に太田氏をホテルに缶詰めにして現役教員が直々に指導したと関係者は証言した。英語は0点に近い成績で不合格となったが補欠合格者として5~6人とともに合格させ、父親は日大に800万円を支払ったとされる。太田氏はこれを否定し新潮社を訴えた。2018年10月に東京地裁では第1回口頭弁論が行われ太田氏側は弁護士が名誉毀損・パブリシティー権の侵害を主張して約3300万円の損害賠償と、週刊新潮誌面での謝罪の掲載を要求したが、新潮社側は書面のみの対応で「表現の自由」を主張した。今回の判決で、田中裁判長は記事について「十分な検討や裏付け取材を行ったとは言い難く、真実と信じる相当な理由があったとは認められない」と判断した。一方で、中刷り広告に太田さんの写真を使ったことは権利の侵害と認めず、謝罪広告の必要性もないとした。週刊新潮編集部側は、「変遺憾に思う。直ちに控訴し、真実性を立証したい」と控訴するようだ。確かに、裏口入学でもないのに、勝手に揶揄されることは腹立たしいだろう。しかし、大田光は最終学歴が日本大学芸術学部(中退)とある。中退というのは学位を持っていないのだから学歴ではない。愚生の高校時代の友人も、雪深い田舎から芸能人を目指すと意気込んで日芸に行ったひとはいた。愚生の通った高校は、それなりの進学校だったため試験不合格という人はいなかった。ただ、芸能界を目指したまでは良かったが、その後それぞれの道を歩んでいるようだ。写真部の友人は、東北新社のプロデューサーという肩書だった。東北とは言うが、東京都港区赤坂に本社を置く。業務内容は、映画製作・配給、海外テレビ映画の輸入配給・字幕吹替の翻訳、テレビ番組制作、CM制作、セールスプロモーション・イベント制作事業、衛星放送事業などを行う企業だ。他は千葉真一の付き人だったが、中野坂上で大きな飲み屋を開いたが、どうも潰れたようだ。他は伝聞だが、途中で志を変えたと聞く。なかなか芸能界にデビューすることも、仮に上手くいっても生き残ることは至難の技のようだ。そう考えると、自分の才能を見切って勤め人の人生を平々凡々と過ごすほうが良いのかもしれない。愚生の経験だが、入社試験に受かって勤め人を始めても、そこから会社のヒエラルキー構造を駆け上がる熾烈な競争がある。「サラリーマンは気楽なものだ」と言う歌もあるが、人生の楽な生き方など、どう生きてもないのでは。大田光が裏口入学に怒ったのは、それが彼の唯一の学業における経歴だったからだろう。しかし、愚生に言わせれば、高い金を払って私立大学に行かせてもらっているのに、中退などするなと言いたい。親が気の毒だろう。卒業していないのだから、裏口でも中退でも、どうでも良いことだろう。
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