中途半端な対策でよいのだろうか
東京都から、Go toトラベルキャンペーンは、65歳以上と基礎疾患のある人は自粛すべきとの通達が出た。この自粛対象の内容であれば、愚生は両方ともに当てはまる。東京都は「命を守る」という観点からの要請だという。つまり、東京都を発着するGo toトラベルキャンペーンの自粛対象になった65歳以上と、基礎疾患のある人が旅行を取り消しても、キャンセルを無料とする。「基礎疾患」とは、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、慢性腎臓病、高血圧、著しい肥満(BMI≧30) 、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている人も対象だ。ありがたい話だが、対象範囲は12月1日18時~12月13日までという。愚生のキャンセルは、その範囲外になるため対象外だ。今回の通達で旅行が自動的に取り消されるわけではない。そのため、自粛に従う人は必ず予約先に連絡を入れる必要がある。ただ、この処置事態に強制力はないため、対象外となった人を旅行会社や宿泊施設が断ることはできない。これでは、自粛に従わないならGo toトラベルキャンペーンは適用されることになるようだ。こんな中途半端な対策でよいのだろうか。もともと感染リスクの高い人たちは、Go toトラベルキャンペーンだけではなく、外に出ることも注意されてきたはずだ。このような施策だけで、武漢ウイルスの感染拡大が減少に転じるとは思えない。また、東京都は、東京都民が東京都内の旅行をする際、1泊につき1人5000円、日帰りなら2500円を援助してきた。この「もっとTokyo」も12月17日まで一時停止としている。ただし、予約済みの「もっとTokyo」の旅行については、「そのまま割引料金の旅行を、感染対策をきちんとしてからお出かけください」との方針だ。どうも東京都の政策も一貫していない。愚生は、夫婦の時間を埋めるために北は北海道から南は高雄まで旅行をしてきた。武漢ウイルスの感染拡大の中、あえて旅行をしたいとは思わない。一昨日、家族に新たにチワワの子犬が加わった。老夫婦としては、生きとし生ける若い生命に触れあって感激している。チワワの子犬を家において、遠くに旅行したいなどとは思わない。
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