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2020年12月 7日 (月)

終活として機会を大切にしよう

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愚生宅に新しい家族が来てから4日経った。若い命というものに触れて、生きとし生けるもののすばらしさを感じる。犬を飼うのは、2005年にラブラドルレトリバーが帰天してから15年になる。どちらかと言えば、犬好きの愚性だったが、カミさんの希望で猫のロシアンブルーを飼った。この猫ちゃんからも教えられることは多かったので感謝している。ただ、猫と犬はペットとして人気を二分するが、性格は対極のような気がする。愚生の育った田舎では、防犯用に犬を飼うことは普通だった。そういうわけで、愚生の幼少期から田舎を出るまで家には犬がいた。ジャーマンシェパードや柴犬を防犯代わりに継続して何匹か飼った。そのため、日常の犬の散歩は愚生の日課だった。飼っていた犬も、散歩をしてくれる愚生を好いていたようだ。悲しい時など、深刻な顔をして寄り添ってくれたことを思い出す。犬から見ても、よほど愚生が落ち込んでいるのが判ったのだろう。ただ、田舎で飼っていたと言っても、愚生が主体的だったのは二匹程度だった。他は家族で飼っていたため、当事者という感じで責任を持ってはいなかった。都会に出てからは、一応愚生が世帯主という事で自分が主体的に飼った。サラリーマン人生だったため、犬の相手をするのは土日だけで、平日はカミさんや子供たちが散歩をさせてくれた。愚生の犬というより、子供たちの友達という感じだった。ラブラドルレトリバーは、英国系の大きな犬だったが頭はよく、聞き分けが良いため躾など必要がなかった。こんな犬種がいるのかと驚かされた。今回愚生宅に来たスムース・チワワ(スムチ)も、4日程度で家に慣れてトイレも完璧にできるようになった。4ヶ月に満たないのに感心させられた。愚生は犬の表情や感情がはっきり見える方が好きなので、ロンチよりスムチを飼った。毛並みが逝ったラブラドルレトリバーとそっくりなのが気に入って、すぐに飼うことを決意した。年老いてからの子犬との人生は考えるところは多い。ただ忙しいサラリーマン人生の中で、ペットを飼ったと言ってもじっくり触れ合う機会は少なかった。そういえば、ペットだけでなく子育もカミさん任せだった。反省しても取り返しはきかない。しかし、今度は時間も暇もあるため正面から向かい合って付き合おうと思う。ペットと言っても、子供たちが家を出た老夫婦にとっては、唯一近くで触れ合える子宝だ。終活として、スムチと触れ合う機会を大切にしようと思う。

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