« 選抜大会は無観客で開催すべきだ | トップページ | 政治家の二世議員とはクズばかり »

2021年1月15日 (金)

小さな子犬だが頭が下がる思い

Img_0461_20210115100001
朝から子犬と遊んでいると、いろいろなことが思い浮かぶ。愚生宅に来て、もう1月半になる。八月初旬が誕生日というから、40日くらいでペットショップに売られた。その後、陳列棚に入れられていた生まれて2週間くらいは、子犬は目が見えず、耳もきこえないというから、親の顔など覚えていないだろう。気が付いた頃には、狭いショーケースの中にいたことになる。本人は周りの世界がどうなっているかなど知る由もない。可哀そうだと月並みな言葉しか出てこない。愚生宅は子供たちが独立したため、老夫婦2人きりの家だ。子犬にとっては遊び相手がいなく不満かもしれない。しかし、亀の甲より年の劫ということもあり、これまで犬や猫を何匹も飼った。そのため、多少は犬の気持ちが理解できる。庭先に鎖でつながれて、吠えている犬をみると気の毒だ。犬は群れ社会の習性のため寂しがり屋だ。家族の一員として扱って、家の中に住まわせなければいけない。その辺の事情は熟知しているので、子犬もきた早々は遠慮がちだったが、徐々に我が物顔に振舞うようになってきた。以前に飼っていた犬は45キロもある大型犬だったので、制御不能になったら困ると思い厳しく注意した。しかし、今回は超小型犬のスムチ(スムース・チワワ)のため、ついつい甘くなる。小さい体のため吠えていても声が甲高い。唸っても可愛く聞こえてしまう。本人は子犬のため、程度が判らないのだろうと思い何をしても腹など立たない。それよりも、犬として奴隷のように売り飛ばされて来たことに同情するから、愚生宅に来て良かったということにしたい。昨日も痛そうに泣いたので、獣医さんに行ってレントゲンを撮ってもらった。異常はなかったが、保険が効かないため随分と高額な費用だった。それでも、飼ってしまえば犬も我が子も区別はなく愛おしい。親に口答えしない分、子犬の方がましかも知れない。年老いて若者と付き合うことがなかった老夫婦にとって、幼い犬との付き合いは、毎日が新しいことの発見だ。研究では、犬とその飼い主が互いに見つめあったときに、人の体内で脳下垂体から「オキシトシン」というホルモンが分泌されるという。オキシトシンには、心を癒やしたり、体の痛みを和げたりする働きがあるという。犬と見つめあったときに人間の体内のオキシトシンは3倍以上に増加するという。さらに、犬の側にもオキシトシンが分泌されているという。愚生の癒しに大きく貢献していると思うと、小さな子犬だが頭が下がる思いだ。

|

« 選抜大会は無観客で開催すべきだ | トップページ | 政治家の二世議員とはクズばかり »

ペット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 選抜大会は無観客で開催すべきだ | トップページ | 政治家の二世議員とはクズばかり »