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2021年2月26日 (金)

今日の日経平均は大幅安

Grabs  
昨日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比559ドル85セント(1.8%)安の3万1402ドル01セントで終えた。米長期金利が一時1.61%と昨年2月以来の水準に上昇したのが原因だ。金利が上がれば、当然株の配当との比較になる。その結果、割高感がある高PER銘柄が売られた。ダウ平均の下げ幅は一時600ドルを超えた。アップルやセールスフォース・ドットコム、インテル株の下げが目立った。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのフェイスブックなど主力ハイテク株も下げた。特に、バブル化していたテスラ株は、一時9.6%も下げた。その結果、年初来の上昇分が消滅した。巣籠需要で大化けしたズーム・ビデオ・コミュニケーションズも7営業日続落した。武漢ウイルスの世界的大流行で勝ち組企業には上がり過ぎた反動なのだろうか、下げ幅もきついものがある。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に反落した。前日比478.535ポイント(3.5%)安の1万3119.431で終えた。愚生は株式投資を儲けもない中、長い間続けている。株が下がると、つい弱気になって狼狽売りしたくなる。今日の日経平均は大幅安になるだろう。日本市場に何が関係するのかと言えば、米国証券市場が下がった分、含み益のある日本株を売って帳尻をあわせるからだ。金融世界は、ボーダーレスで全て繋がっている。現実問題として、株が下がる時は何を持っていても同じだろう。ただ、その後の回復の仕方が企業によって異なる。業績の良い企業は、いち早く株価が回復する。愚生ごときの私見など当てにはならない。しかし、あえて言わせてもらえれば、愚生は伸びている分野とキャシュフローに注目して企業を見ている。ファナックのように、いくら業績がよくても売り上げ増が大幅に見込めない株は長く持つ気はしない。短期売買で買ったことはあるが、長期保有する気になれない。一方、アマゾン・ドット・コムの株は高すぎるとは思う。しかし、売上が2020年10月~12月で対前年度40%も伸びていると、数年経たないうちに今の株価は適正価格になる。要するに、成長の先取を株価が示している。そう考えれば、株価に妥当性はあるのかもしれない。いずれにしても、クラウドサービスは必ず大幅な伸びを示すだろう。そして、それに伴いキャシュフローもどんどん増える。商用クラウドサービスでは、アマゾン・ドット・コムが手掛ける「 AWS(アマゾンウェブサービス)」が世界のクラウドサービス市場において32%シェアで第1位だ。そして、マイクロソフトの「Azure(アズール)」は、第2位と20%シェアを占める。両社で世界の商用クラウドサービスの過半数を占めている。ただし、今後のことについては「捕らぬ狸の皮算用」と戒めも必要だ。

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