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2021年3月10日 (水)

英国では白人同士でも差別の対象

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昨日までに10%下落していたナスダックス指数が3.7%上昇して急反発した。後付け講釈では、市場にリスク選好ムードが戻り、押し目買いの動きで昨年11月以来の大幅高だという。在宅関連株で上昇してきた銘柄に再び買いが集まった。ここの所、ワクチン接種が進み追加経済対策法案も通ったため、活況だった巣籠銘柄は敬遠されていた。しかし、昨日に限れば、グロース株からバリュー株へシフトした。その中で、テスラは空売りの踏み上げもあったのだろうが、1日で20%も値上がりした。株屋は理由をつけて銘柄を煽る。彼等は朝令暮改の予想などなんとも思わないようだ。今後はバリュー株が主役だと言っておきながら、昨日はグロース株に流れになったと囃す。金融アナリストの予想的中率は50%というから、当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。愚生などは僅かなお金だが、それでも株価が上がるに越したことはない。上がった日は清々しく、下がった日にはメランコリーとなる。この年になって、お金が多少増えたと言って、何になるということはないが・・・。ところで、7日夜に放送した英ヘンリー王子の妻メーガン妃のインタビューの米国内視聴者数が約1710万人に上ったという。特番の最高視聴率は、米アカデミー賞授賞式(2360万人)だそうだ。それに次ぐ視聴数で、NFLのスーパーボウル以外では1年超ぶりの高視聴率を集めたという。昼オビでは、司会者のギャラが10億円だったと話していたから、その高額には呆れる。王子夫妻のテレビの出演料は、いかほどかと下衆の勘繰りをしたくなる。インタビューの中では、英皇室には人種差別があったという。人種問題は、どこでも表面上は平等を唱えるが陰では毅然とあると思う。愚生が若い頃は、米国出張が多かった。その時、休日は暇なので教会に行ったりした。そこはメソジスト系のプロテスタント教会だったが、日系人の集まり場所でもあった。移民国家の米国では、コミュニティは同一人種で群れている。その中で移民1世や2世は日本語を話すが、それ以降の世代は話さない。日本人の顔をしていても、中身は複雑な米国人だった。彼らがどのように、日系人のアイデンティティを保つのかと考えてしまった。先のメーガン妃は、母親が黒人であることから長男アーチーは王子の称号が与えられなかったと発言している。階級社会の英国では、白人同士でも差別の対象だから、これが事実であっても不思議だとは思わない。

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