« 時代は動いていると痛感 | トップページ | Jリーグは口先だけの理念 »

2021年3月 3日 (水)

銀行の役員などは事務屋さんばかり

00002_20210303084801
みずほ銀行で起きた障害は、ATMに入れたキャッシュカードや通帳が戻らないという異例の不具合が起こった。勘定系の基幹システムでは、通常起きないようなありさまだ。エラー通知がトランザクションの途中で起きたとしてもこのような状態にはならない。エラーが起これば、その取引を無効にしてデータベースを書き替えずに、通帳やカードを排出してインターベンション・リクワイアで終わる。システムを作り変えたときに、どのような処理をしたのだろうか。愚生が思うに、上位層アプリケーションから端末の動きをつかんでいないため、全てを緊急に止めて終了したのだろ。完全なトランザクション処理をせずに、ジョブを一部スプールして処理していたのではないかと怪しんでしまう。想定の甘さというが、基本システムに欠陥があるから顧客を長時間、店舗に足止めするような事態になったのではないか。早急に再発防止策を講じるというが、基本設計にまで及べば数年はかかるだろう。コンピューター処理では、異常が起きない処理は簡単だ。異常が起きたときに、どのように原状復帰するかが問われる。みずほの場合は、システムを更新した際に、過去に培った異常時のクリティカルパスが抜けてしまったのではないか。そうであれば、システムの改修は容易ではない。再び同様の何らかのエラーが起きれば、今回と同様な事態のなる欠陥システムだ。藤原頭取は、「みずほが全責任」を負うというから このエラー処理は仕様書通りなのだろう。みずほ銀行は1日の記者会見で、障害の直接の理由について、定期預金のデータ移行時に使うメモリーの容量不足だったと説明した。そして、定期預金は満期を月末に設定している預金者が多く、月末の処理件数が増えることが多いのにこの認識が薄かったという。しかし、これが問題の本質ではない。この異常事態が発生したからと言って、ATMの中にカードや通帳が取り残されることはない。記者会見した片野健・常務執行役員もデータ移行自体は「それほど難易度の高い作業ではない」と説明しているから、システムの本質を理解していないようだ。銀行の役員などは事務屋さんばかりだろうから、勘定系のシステムなど理解しうる能力がない。というか、蓮舫と似たり寄ったりの知識だろう。また、システム設定がシステムを守ることを過剰に優先する設定にしていたことが顧客に迷惑をかけてしまったと説明する。馬鹿も休み休み言えと言いたい。システムを守りたいなら、東京証券取引所のようにすべてをトランザクション処理にして確認応答にすべきだ。勘定系の基本的な知識がないことを暴露している。定期預金データの移行作業で、その障害が何故ATMにキャッシュカードや通帳が吸い込まれるという説明がない。どこかに問題が発生すると「すべての取引が止まらないよう、その他の取引の間口を閉じていく」機能をみずほが埋め込んだという。今回は定期預金のシステムが障害を検知し、ATMの利用を制限したというが、端末の状態を上位層アプリケーションが把握していないことが問題の本質だ。普通にトランザクションを逐次処理でしていれば、中途半端な状態でATMが停止することはない。愚生に言わせれば、みずほのシステムは、再設計しなおさないと本問題を解決できないような気がする。

|

« 時代は動いていると痛感 | トップページ | Jリーグは口先だけの理念 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 時代は動いていると痛感 | トップページ | Jリーグは口先だけの理念 »