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2021年3月19日 (金)

NHKの受信料徴収も早々に止めるべき

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iPhone12を分解した記事があった。内容は構成部品がどこ製なのかということを主眼にしている。愚生はiPhone6/6sのバッテリーの交換を自分でするため、スマホの中を覗く機会は多い。iPhone12の中身もバッテリーが大部分を占め、脇にLSIが数個あるだけの構成だ。分解した端末をベースにした推計によると、iPhone12の原価は373ドル(4万円弱)だというから、損益分岐点は低そうだ。その中で、米国製の比率は25.6%だという。12シリーズは液晶から有機ELパネルに移行した。有機ELはかつてソニーやパイオニアなど日本勢が開発で先行したが、今は止めてしまっている。部品で最も価格の高いものが、韓国製の有機ELパネルだという。そして、画像センサーはソニー製のCMOSが使われている。2020年の世界スマホ出荷台数は、対前年比約12%減の12億台に落ち込むというから成熟市場だ。一旦市場が成熟すれば、後は価格競争があるのみだ。今後は、中国製の格安スマホが市場を席捲するだろう。汎用メモリや半導体の過去の歴史をみても明らかだろう。アナログからデジタル化で大きく違ったことは、簡単に物まねができるようになったことだ。デジタル化でノウハウなどが不要になったことで、投資資本の規模で勝負がつくようになった。韓国が伸びたのは、官民一体の為替操作でウォン安を作り市場を他国から奪ったからだ。しかし、その市場も後から参入した中国勢に席巻されつつある。ガラケー時代は、フィンランドのノキアなどがトップシェアだったが、スマホになってパソコンと同様になった。すべて盛者必衰のことわりがくるものだ。スマホ全体の成長鈍化は武漢ウイルスの感染拡大前から顕在化しており、iPhoneの中長期的な出荷拡大余地も限られそうだ。移動端末通信の基盤としてスマホが普及したため、ワープロや業務用以外ではパソコンを使うことは少なくなった。時代の流れと言えばそれまでだが、5Gの普及でオンデマンドサービスやクラウドサービスが一層普及するだろう。レコード盤やビデオテープから、CD、MD、DVD、HDと各種記憶媒体を個人持ちしてきた。しかし、愚生などもAmazonに使用料を払う形で映画やドラマ、音楽を視聴するようになった。インターネット放送の普及で、テレビも無用の長物になるのは時間の問題だろう。広告業界や放送業界も、ユーチューバーの爆発的な増加でNHKや民方、電通、博報堂などテレビ依存の業界はいずれ大きく萎むだろう。先を見据えないでテレビ機能を拡張したワンセグなど、いったい誰が使用しているのだろうか。日進月歩のテレビと秒針分歩のインターネットでは、初めから勝負にはならない。NHKの受信料徴収も早々に止めるべきだ。

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