死亡リスクの高い高齢者より選手を優先
とうとう東京都の7日の新規感染者数は555人となった。500人を超えるのは2月6日以来だ。緊急事態宣言の解除後、東京では夜間の滞留人口が増加していると指摘される。一方、大阪府は、878人が感染したと発表した。全国的に新たな感染拡大が始まったことは間違いない。大阪府は、医療体制の非常事態宣言発出を決めたが、一体どの程度効果があるのだろうか。日本の政治家の執務能力なさが、今期のコロナ対策で明々白々になった。政府は、夏の東京五輪に出場する日本人選手を対象に、新型コロナウイルスのワクチンの優先接種を認めるという。来日する外国人選手らと濃厚接触するリスクから選手を守るためだという。それなら、オリンピックを開催する前には、東京都の高齢者のワクチン接種は終わっているのだろうか。今回の大会では、IOCは選手らにワクチンの接種を義務付けていない。政府も「ワクチンを前提としなくても安全・安心な大会を開催できるよう準備を進める」と強調していた。それなら、何故オリンピック選手に優先的にワクチン接種をするのだろうか疑問が沸く。オリンピックに出場するアスリートなどは、高齢者に比較して感染しても生命の危機には及ばない。政府や大会組織委員会には、日本人選手の安全を徹底するというが、政府の失態で未だに開催地東京の高齢者にさえワクチン接種が間に合わない。外国人選手と濃厚接触する可能性の高い競技の選手に限り、優先接種すべきだというなら、東京都の高齢者のワクチン接種を急ぐべきだ。日本人選手の優先接種の前に、高齢者のワクチン接種を急ぐべきだ。菅総理は、国民の命を犠牲にしてまでオリンピック開催を急ぐ理由は何なのだろうか。今回、選手へワクチン接種を優先するなら、東京オリンピックは中止すべきだ。東京都の65歳以上の高齢者への接種が始まるが、6月下旬までに接種が終わる見通しは立っていない。「死亡リスクの高い高齢者より選手を優先」する菅総理には呆れて物が言えない。自分は先行してワクチン接種をしておきながら、国民の命を軽んずるとは政治家としてあるまじき狡猾さだ。
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