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2021年4月30日 (金)

アマゾン株、5000ドル程度にまで上昇?

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アマゾンが29日発表した2021年1~3月期決算は、売上高が前年同期比44%増の1085億1800万ドル(約11兆8000億円)、最終利益が3.2倍の81億700万ドル(約8884億円)だった。消費の拡大でネット通販事業の拡大が続き、売上高と最終利益はそろって1~3月期として最高を更新した。愚生も好決算を期待してはいたが、ここまで売り上げが伸びるとは思っていなかった。基本的に売り上げが伸びれば固定費吸収となり、いずれ営業利益が出てくると思っていた。一般に小売利業は、損益分岐点が高い。売り上げが大きく伸びなければ利益は出しにくい。アマゾンは、米国従業員50万人の時給引き上げなど積極的にしていたから、株価が半年くらい停滞していた。昔の愚生なら、とっくに痺れを切らして売却していただろう。辛抱強くなったものだと感心する。成長が止まらない巨大IT企業への寡占批判もあるだろうが、株主としてはどんどん儲かって欲しい。1株あたりの利益水準は15ドル79セントとなり、事前の市場予想(9ドル54セント前後)を大きく上回った。収益力の改善が確認されたことから、もう一度か株価の上昇局面になることを期待したい。クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高は32%増の135億300万ドルだった。世界シェアが30%のアマゾンの伸びが32%で、シェアが20%マイクロソフトの伸びが50%というから、両者のクラウドサービス売り上げは同じくらいだろう。アマゾンは2021年4~6月期の売上高が1100億~1160億ドルになる見通しを出した。それであれば、前年同期比で24~30%の増収となる。営業利益については45億~80億ドルの範囲になるとの予想を示している。株価収益率(PER)は73倍くらいだから、今の利益水準なら株価は50%くらい5000ドル程度にまで上昇してもおかしくはない。取らぬ狸の皮算用になるかもしれないが・・・。

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