政治家の失態
自民党の下村政務調査会長は、ワクチン接種体制が十分に整わない自治体もある。そのため、国民の接種が完了するのは来年春ごろになると党会合で発言した。それでは、菅総理大臣が記者団に対し、ことし9月までに国内の対象者に必要なワクチンの供給を受けるめどが立ったという発言と矛盾する。ワクチン接種が終わることが評価対象だから、ワクチンの有無とは関係ない。誰が悪いのかは知らないが、菅政権がワクチン外交で失敗したことは事実だ。下村氏は65歳以上に限定しても来年までかかるという。そして、すべての国民が接種できるには来年春くらいまでかかるとの見通しだと言う。いずれが正しい発言なのかは、時間が証明するだろう。菅総理の舌ったらずの言い回しを聞くにつれ、頭の中の回転も大丈夫なのかと思ってしまう。こういう人物が日本国の首相では、北朝鮮からミサイルが100発くらい撃ち込まれないと危機感を持たない。未だに敵地攻撃の問題にけりをつけない優柔不断というか、危機管理の足りなさには呆れてしまう。首相になりたいだけでは困る。国民のほとんどは、オリンピックなど中止にして、ワクチン接種を急ぐべきだと思っている。一般的に、兄弟で一番できの悪い息子が政治家として後を継いだり、政治家になったりしている。そう考えれば、小渕優子や田中真紀子などにも納得する。稲田朋美のような半端な弁護士が、防衛相で偉そうに自衛隊の幹部に訓示した。この一例をとっても、安倍元首相の国防に対する無責任さが表れている。馬鹿でもチョンでも政治家は務まるようだ。大学へも真面目に行かず、縁故入社の神戸製鋼でも勤怠が悪かった人物でも、日本の首相は務まるようだ。政府は昨日、高齢者への武漢ウイルスワクチンの接種状況を公表した。18日までの接種回数は全国で計1万3369回、配送した分量の約2%にとどまった。公表されたデータによると、最も多かったのは愛知県の1190回で、石川県1049回、神奈川県1028回、青森県1017回と続いた。一方で、栃木県や静岡県、佐賀県などは、「ゼロ」と発表された。この地域の組長は、いったい仕事をしているのだろうか。栃木県では、宇都宮市などの高齢者施設で既に接種はスタートしている。だが宇都宮市によると、接種人数などの情報は報告されていない。施設も市も多忙だというが、そんな言い訳が報告できない理由にはならない。事実なら即刻、実務担当者を替えるべきだろう。高齢者への接種は5月に本格化するというが、ほんとうだろうか。政府はワクチンが接種できない理由を自治体のせいにしているのではないか。ワクチン不足は、アメリカとEUが中国とロシアのワクチン外交に押されて、日本への供給は後回しにされたのが原因だといわれる。これが事実なら、政治家の失態という言う以外の何物でもない。
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