そろそろ終活の準備をしなければ
投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」の破綻で、野村ホールディングスが2200億円の損失、クレディ・スイスは5100億円の損失を出すと報道されている。 日本を含む世界の複数の金融機関で損失のおそれが生じている。クレディ・スイスでは、赤字に転落する見通しとなり、投資銀行部門やリスク管理の幹部が責任をとって退任する。今回の投資会社との取り引をめぐっては、野村ホールディングスのほか、三菱UFJ証券ホールディングスやみずほフィナンシャルグループも損失が出るおそれがあるという。一方、関係筋の話として米モルガン・スタンレーは、アルケゴス・キャピタル・マネジメントの保有株およそ50億ドル相当を、他の金融機関が投げ売りに動く前日夜に売却していたという。報道によると、モルガン・スタンレーは3月25日夜にアルケゴスの同意を得て売却先を模索した。そして、買い手のヘッジファンドに対し、株式売却は証拠金請求の一環であり顧客の破綻回避にもつながる。そう言って安値で売却したという。50億ドルと言えば、日本円で5500億円にもなる。売ったモルガン・スタンレーや買ったヘッジファンドには、大した額ではないのかもしれない。しかし、愚生の感覚では5500億円は天文学的な大金だ。自己責任とは言うが、売ったモルガン・スタンレーは詐欺罪にはならないのだろうか。そして、それを買ったヘッジファンドは「トンマ」としか言いようがない。こういう売買を横から眺めていると、レバレッジ効果を使った投資などは完全な投機であり、詐欺まがいの行為だと思ってしまう。ところで、愚生も歳を重ねるうちに、そろそろ終活の準備をしなければと思う。退職した時に、サラリーマン時代の背広を10着以上も捨てた。その中には思い出が深い背広もあった。次は家の内装リニューアル工事をした時に、大幅な断捨離をした。式服と背広4着を除いて、ブレザーやズボンもほとんど捨てた。退職してから10年経っても着ない物など、今後も着る意思がないと思ったからだ。今回は、式服と背広2着を除いて、ネクタイも冠婚葬祭用を除いてほとんど捨てた。老いると二階建ての戸建てなどは使い辛いだろうから、街中のマンションに越そうと思っている。そう考えれば、今からカミさんの古いグランドピアノを売って、新品のスタンドピアノに買い替えることにした。古いピアノなどは二束三文だろう。最近、カミさんの機嫌が良いのは、これまで耐乏生活が長かったこともあるのだろうか。
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