長幼の序でワクチン接種は早いのだから
昨日、スギ薬局を展開するスギホールディングスの創業者杉浦広一会長(70)と妻の昭子相談役(67)関連のニュースが報道された。スギ薬局経営の夫婦が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるように便宜を図ったことが原因だ。杉浦氏に便宜を図ったのは近藤芳英副市長と簗瀬貴央健康福祉部長だ。副市長が便宜を図った理由は、「スギ薬局の1号店跡地に、健康増進施設『西尾市民げんきプラザ』を夫婦のご厚意で建てていただき、建物と土地を2017年4月から市へ無償貸与していただいている。同年5月には、快適な街づくりに向けた包括連携協定をスギ薬局と締結している」からだという。しかし、市に寄贈しているから新型コロナのワクチン接種に便宜を図るというのであれば、寄付ではなく贈収賄になる。そもそも、ワクチン接種は高齢者枠で受けるのだから待てばよい話だ。どうも自分だけは抜け駆けしたいと言う理屈なのだろうか。早く接種を受けたい人は多いだろう。しかし、立場がある人なのだから、もう少し自己抑制をして頂きたい。政治家でも石原伸晃のように、新型コロナ感染の疑いだけで、東京都の病床がひっ迫している最中、縁故で入院した。こういう人物を議員に当選させている杉並区選挙民の民度の質を問いたくなる。市側の簗瀬部長は「さんざん断った後に『ご夫妻は薬剤師なので医療従事者に絡められないか』と言われたという。」そういえば、医療現場に立っていない医療従事者も先行接種が多いのではないだろうか。政府はきちんと調べるべきだ。近藤副市長は、「貴重なワクチン枠を公平な競争でやらず、特別な配慮をしてしまった。公平性を欠くことになり、行政への不信感を募らせた。」と謝るが、後の祭りだ。市役所内ではなく、外部からの指摘を受けて判断を改めたというから、本質が判っていなかったようだ。スマホで予約できないと怒る高齢者がテレビに映っていたが、長生きして何をするつもりなのだろうか。スマホくらい覚えろと言いたい。長幼の序で高齢者は早いのだから、あまり恥ずかしい行為をするのはお里が知れる。これでは、小室圭のように「名誉を守るために借金を踏み倒す」などという輩と同じではないか。
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