公平とはいったい何
愚生の住む東京郊外のM市は、昨日から高齢者枠のワクチン接種の予約を始めた。高齢者は11万人で、5月中の接種枠は3600回分しかない。全員接種ということではなくても、無料だから7割方は接種予約をするだろう。確率でいえば50人に一人の枠しかない。夫婦で同時に接種を受けるには1%の期待値しかない。愚生も電話やスマホ、パソコンなど、どれでも予約サーバーにアクセスできるようにした。しかし、現実は厳しかった。1時間半くらいでメール登録までは行きついたが、サーバーへのアクセスできなかった。というか無反応で、受け付けてくれない。スマホはsafari、パソコンはchromeブラウザだった。どうにもならないので、マイクロソフトのブラウザedgeでアクセスしてみた。これが良かったのか、何とかM市の予約サーバーにアクセスが可能になり、夫婦共に5月枠の一回目の接種と6月枠の二回目を予約できた。カミさんからはずいぶんと感謝された。愚生は自分でドメインを取得してレンタルサーバーで、ウェブサーバやメールサーバを構築している。そういう意味では、ある程度、予約システムの概要を理解している。電話では話し中で繫がらず、インターネットに不慣れな老人は公平性を欠くと非難する向きもある。しかし、公平とはいったい何なのだろうか。インターネットやスマホを使いこなせないことを前提に論じている。海外ではウェブからの予約は一般的だ。日本だけは、インターネットは不公平という切り口で議論されるのだろうか。自治体側の効率を考えれば、電話予約などは莫大な費用がかかる。一部の人のために、電話予約を残しているがその費用は誰が支払うことになるのだろうか。いずれにしても、コロナワクチンは十分に自治体にあるというから、いずれは接種可能なのだろう。そう考えれば、家に巣籠して急がないことも一計だろう。しかし、こういう言い方はひんしゅくを買う可能性がある。そう思って愚生は、ワクチン接種の予約取れたことはご近所には内緒にしている。
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