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2021年6月 7日 (月)

三連勝で棋聖位を防衛か

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昨日は、Abema.TVで木更津市「竜宮城スパホテル三日月」で行われた第92期棋聖戦5番勝負第1局を観戦した。視聴者が260万というからインターネットTVも普及期に入った気がする。地上波と違いチャンネルが無制限に近いため、これまで電波を独占していたテレビ局にも大きな影響があるだろう。藤井聡太棋聖(王位=18)vs挑戦者の渡辺明名人(棋王・王将=37)の戦いは、藤井棋聖が初防衛に向けて好スタートを切った。対局会場の木更津市「竜宮城スパホテル三日月」と言えば、新型コロナ患者の受け入れや、舛添前都知事がプライベートな旅行を会議と称して使用したホテルだった気がする。午前9時から始まった対局は、両者とも研究将棋の相がかり戦法で激しく駒がぶつかり合う展開だった。攻めをつないだ後手の藤井棋聖が午後6時24分、90手で快勝した。将棋は、先手番だった渡辺名人が誘導した相掛かりに、藤井棋聖が応じる形で序盤から激しかった。そして、藤井棋聖は優位を築くと一気に押し切った。愚生は、藤井聡太棋聖が魔太郎(渡辺)に引導を渡すような快勝で溜飲が下がる思いだった。愚生は、魔太郎が三浦九段を告発した冤罪事件以来、彼のことは嫌いだ。思慮深さのない発言や長幼の序をわきまえない態度も嫌う理由だ。一方、藤井聡太棋聖は話す前に一度頭の中で内容を吟味するというような慎重さがある。親の教育が悪かったと言えば、それまでなのかもしれない。最近は少なくなったが、将棋棋士の中にも著しく分別を欠く人物も見られる。ところで、今回の第一局で、愚生は藤井棋聖が防衛すると確信した。棋譜の中で、藤井2冠に決断の一手「58手目」、飛車取りを放置して△3四歩と角道を通した手だ。飛車を取らせても戦えるという判断だ。「66手目」の△3三桂が妙手。この手は自ら各道を止めるため指しにくい一手だ。それは、自玉に寄せがないことを藤井2冠は正確に読みきっていたから指せる手だ。結局、藤井2冠の快勝となった。ただ、プロでも予見できないような手を乱発して快勝したため、魔太郎の顔が呆然自失したように見受けられた。藤井二冠には、実力勝負では勝てないという顔だった。愚生の予想だが、三連勝で棋聖位を防衛するような気がする。

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