アナリストのマイクロソフト・レポート
ネット記事に、来週の火曜日にマイクロソフトの第4四半期の決算が報告される。ウォルストリートアナリストの強気の見方では、マイクロソフト株が新たな高値になるという。そういう背景もあって、昨日、金曜日の株価は1.2%上昇し、過去最高の289.58ドルで引けた。株式は年初来でほぼ31%増加しており、同社の時価総額は2.18兆ドルに達している。市場予測では、マイクロソフトの収益は441億ドル、利益は1株あたり1.90ドルとされる。マイクロソフトの事業は、3つのセグメントに分けられている。それぞれのセグメントの予測範囲上限は、収益は445億ドルとなる。マイクロソフトは、「生産性およびビジネスプロセス」セグメント(Officeを含む)からの6月四半期の収益を138億ドルから140億5000万ドルと予測。「インテリジェントクラウド(Azureを含む)」の場合、162億ドルから164億5000万ドル。さらに「パーソナルコンピューティング(WindowsとXboxを含む)」は、136億ドルから140億ドル。 愚生がマイクロソフトを有望だと思ったのは数年前からだ。それは、当時の「インテリジェントクラウド」の部門の売り上げは小さかったが伸び率は非常に高かった。今回の収益予測では、すでに「インテリジェントクラウド」部門の収益が他の2セグメントより大きくなっている。今後も、更にこの差は大きくなっていくと予測する。クラウド部門の売り上げが大きくなるにつれ、マイクロソフトの利益率はさらに改善するだろう。ウォール街のソフトウェアアナリストは、マイクロソフトのパートナーと再販業者から調査しており、その結果は楽観的だという。シティグループは、マイクロソフト株の買いの評価を繰り返し、目標価格を310ドルから378ドルに引き上げた。新しい目標は、水曜日の終値から35%上昇する。BofAセキュリティーズのアナリストは、目標を305ドルから325ドルに引き上げた。AzureとOffice 365の需要で、収益が市場予測から2%から3%上振れするとの理由からだ。KeyBancのアナリストは、先週の株価の目標を305ドルから330ドルに引き上げた。アナリストのマイクロソフト・レポートが煽るせいで、株が買い上げられているのだろうか。こういう場合は、予測に実績が未達だと売り叩かれる。来週の火曜引け後の決算発表まで、あと2営業日しかない。どこまで上がるのかはわからないが、今年末に300ドルと言っていた予想だけは上振れしそうだ。愚生も僅かにマイクロソフト株を持っているせいで、ポジショントークになってしまった。
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