土から生まれ、土に還る。
昨日は、Abema.TVで藤井棋聖の初防衛戦を観戦していた。結果は、最年少記録達成で藤井聡太棋聖が渡辺明名人を3連勝してタイトル初防衛を果たした。18歳11カ月14日で最年少防衛と最年少九段昇段の記録も更新した。これで師匠の杉本八段より段位は上になった。以前の記録は、屋敷伸之九段が1991年の棋聖戦で達成した最年少記録(19歳0カ月7日)だった。九段昇段の最年少記録も、2005年の渡辺名人の21歳7カ月を大幅に塗り替えた。藤井二冠は、「第62期王位戦七番勝負」や、今月25日から「第6期叡王戦五番勝負」も控えるため、早々に棋聖戦にけりをつけたかっただろう。一進一退の将棋だったが、一分将棋に突入して、藤井棋聖が持ち前の終盤力で形勢を逆転させた。6日には、順位戦もあるため忙しいスケジュールだ。一方の愚生は暇を持て余しているため、昨日はエンゼルスの大谷君の試合と藤井二冠の棋戦を切り替えながら見ていた。ところで、歳を重ねたせいなのだろうか、少し気が短くなった気もする。それは幹事をしている某会で、我儘三昧な言い分の人に厳しく反応してしまった。前々から、小言が多い人だった。しかし、今回はあまりに身勝手な言い分だったから呆れてしまった。どうも社会的立場がなかった人は、自分の切り口からしか物事を見ないようだ。愚生は小職ではあったが、サラリーマン時代に部下だった人達の価値観の多様性を見せつけられてきた。そのためなのだろうか、必須事項のこと以外では彼らと妥協した。要するに、人に物事を頼んでやってもらう以上、箸の上げ下げまで指示はしなかった。人との交わりは楽しい反面、疲れることも多い。そういう思いから、晩年は近所付き合いや、キリスト教会員とも挨拶だけにしている。また、学生時代のクラス会なども、個々の自慢大会になることもあったので参加していない。人に限らず、土から生まれ、土に還る。これは誰もが避けられないことだ。終わりが近づいているのに、それから目を反らすことは、やり損じた多くのことを残す。そういう意味では、カミさんと還暦後に旅行三昧していたことは良かった。コロナのワクチン接種も終えたので、昨日は礼文島・利尻島ツアーを申し込んだ。値段の安い日は満員だったことから、誰しも考えることは同じのようだ。
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