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2021年8月12日 (木)

愚生も終活の時期に来た。

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11日の米株式市場で新型コロナウイルスのワクチンメーカー大手、米モデルナ株と独ビオンテックの株価が大幅続落した。時価総額は2日で合わせて約6兆6300億円も減少した。そうはいっても、モデルナ株とビオンテック株は今年に入って今月まで共に360%超上昇していた。上り過ぎたものは、いずれ下がる。これは世の常だろう。土地バブルや1989年の日本株なども、「不合理」というより「ばかげた」水準となったあと、日銀の失政もあって、その後に大きく値を下げた。戦後10年を経たずに生まれた愚生には、昭和の匂いが強い。オイルショックや1980年後半の土地バブル、ITバブル、リーマンショク、コロナショックなど、いろいろ経験した。特に大学を卒業する時は就職氷河期だったため、大変な思いをした。その後、戸建てに買い替え時は1990年の土地バブルの最中だった。売買がマンションを売り、戸建の購入だったため、初めて買った層に比べれば被害は少なかった。その間、ワンルームマンション投資やリゾートホテル、ビジネスホテルにも投資したがあまり上手くいったものはなかった。インド株や金、東京郊外の土地にも積極的に投資したが、トータルゼロというのが総括だろう。ただ、多くの経験を積んで、儲ける秘訣は欲張らないことだと悟った。早期退職後、コンサルタント業で身をたてようと思ったが、結局は投資家の道に入った。サラリーマン時代と大きな差は、高齢者と呼ばれる層には時間がある。歳を重ねたせいもあって、気が長くなったようだ。そういう愚生も終活の時期に来た。息子たちも伴侶を得て独立したため、愚生がしてやることは彼らに老後の迷惑をかけないことだろう。お上りさんだった愚生が悩まされたものは、都会に住んだせいで住宅ローンが家計を大きく圧迫したことだ。都会での住宅の取得は、親の援助でもない限りは並みのサラリーマンの給与だけでは容易でない。住宅ローンがなかったら、どんなに楽だろうと夫婦でよく話し合ったものだ。ただ、息子たちが家から通える大学に進学したため、遊学費とは無縁だったことで救われた。人生の終わり近くになって自らを総括することは面白い。老夫婦が長く安心安全に暮らすには、駅近の利便性の良いマンションに住むのが最適だと思う。終わりに臨んで小さな望みだが、息子達には住む家を与えてやりたい。そして、住宅ローンなどから解放されて、余裕のある人生を送って欲しいと思う。そう考えると、もう少し投資家として頑張らないといけない。

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