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2021年8月 8日 (日)

周りが見えない輩が多過ぎる

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週末の米国市況は、S&P500株価指数が最高値を更新した。息子に指数購入を勧めた手前、値が非常に気になる。米雇用統計で雇用者数は7月に前月比94万3000人増とほぼ1年ぶりの予想以上の大幅増を記録したということが後付理由だ。また、米国の非農業部門雇用者数失業率も低下した。その結果、金融当局が緩和策の縮小に近づきつつあるとの見方が広がるとともに、米国の景気回復の勢いが続いていると見られている。一方、反動で米国債は売られ、10年債利回り1.30%に上昇したS&P500種は前日比0.2%高の4436.52。ダウ工業株30種平均は144.26ドル(0.4%)高の35208.51ドル。非常に好調な雇用統計から、早期テーパリングの観測が高まり、米国債利回りと共に上昇した。金利上昇に伴いドルが買われ、ドル円は110円台前半に戻った。ドルは対円で0.4%高の1ドル=110円23銭。日々の情報に振り回されて、金融市場は動く。自由主義経済は、すべてはお金で清算される。ここでいう「お金」は債権だ。つまり、全ての物が債権として扱われた時の利回りだ。国債や社債、株、不動産にしても評価する場合は利回りだ。人の評価も積算した稼ぎとその期間で評価するのだろうか。そう考えると、生まれてから死ぬことが決まっている人間とは虚しいものだ。死後に、お金をあの世に持っていくことはできない。その割には、人はお金のことで揉めることが多い。民法など、ほとんどその仲裁のためのものだろう。今回の新型コロナの感染対策についても、政治家や医系技官は何を基準に行動しているのだろうか。550万人ともいわれる事前ワクチン接種した医療関係者についても同様だ。人が生きるいじょうは、何らかの美学というかプライドという自分を律するものが必要だ。今日の産経新聞に次期衆院選を目前に、自民党内で「定年」をめぐり世代間で激しさを増しているという記事があった。45歳以下の若手を中心とする党青年局は世代交代を促すため比例代表候補の「73歳定年制」の堅持を執行部に要請した。これに対し、ベテラン議員らには「人生100年時代にそぐわない」として撤廃を訴える声が根強いという。100年住宅ではあるまいし、歳だけ重ねて棺桶に足を突っ込んでいても、周りが見えない輩が多過ぎる。

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