世の中は不一致の集合体
ずいぶん前の話になるが、2013年にバーナンキ・ショックという株の暴落があった。当時のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長がテーパリング(段階的縮小)を示唆しただけで金融市場が動揺し、「テーパータントラム」と呼ばれる株の暴落が起きた。今回、パウエルFRB議長は27日、資産購入のテーパリングの年内開始を示唆するという強いシグナルを発した。しかし、市場に大惨事が起きる兆しは表れず、S&P500種株価指数は約1カ月ぶりの大幅高となり、過去最高値を更新した。パウエル氏の講演では、早ければ9月の連邦公開市場委員会(FOMC)後にもテーパリングを開始する可能性が高いというメッセージを送ったが、同時に雇用でさらなる進捗が見られるまで緩和的政策を維持すると述べた。要するに、この発言がテーパリングにハト派的メッセージでもあると見られ、不安が和らいだようだ。言い方ひとつで、株が暴落することもあるので大変な仕事だ。愚生が思うには、株のボラティリティで儲けるような売買をしているヘッジファンドは、言葉尻を捕まえて市場を揺すっていると思う。そういう連中は、相場が上がっても下がっても良いが、値が動かないのは困る。そういうわけで、相場市場に売りや買いを仕掛けるのだと思う。愚生のように純粋に投資する者は、そのたびに心が折れそうになるため困ったものだ。最近、株式投資を始めた息子には、一喜一憂するなと偉そうに言っているが自分の身となればダブルスタンダードだ。人はいつも、自分に優しく人に厳しいものだ。この言葉は、愚生が小学校の高学年生だった頃の担任女教員の教えだった。その先生は、いつも我々にそういって諭していた。しかし、その教師は言行不一致が甚だしく、自分は真逆だった。愚生が大学生になって、教員養成学部の友人を見て、こういう人たちが教員になるのなら期待できないと痛感した。世の中は、政治家も含めてそういう不一致の輩の集合体なのかもしれない。
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