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2021年9月 3日 (金)

白猫でも黒猫でもネズミを捕るのが良い猫

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9月に入っても米国株の堅調ぶりは続く。昨日も、米株式市場でナスダック総合株価指数は過去最高値を付けた。また、S&P500種株価指数も小幅に上昇した。新型コロナの感染の拡大が続く中、景気回復ペースの鈍化懸念が浮上する。しかし、米国株価は上昇基調だ。米国株の全体を表す指数のS&P500は8月まで月間で7カ月続けて上昇した。そういえば、2020年春以降にも、消費者信頼感指数が急低下するなかで株価は大きく上げた。その時の株式市場は、景気や企業業績のV字回復をいち早く織り込んでの上昇だった。ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演後、テーパリング(量的金融緩和の縮小)は「ハト派的」との受け止めが浸透した。そのため、米国株式市場に高値警戒感はあっても株式市場へのマネー流入は続いている。要するに、景気には関係なく資金の流入さえあれば、株高は続くということだ。株高は需給で決まるのだろうか。「買うから上がる」というのは当たり前のことなのだろうか。基本的に株価は将来の企業業績などのファンダメンタルズを織り込んでいるはずだ。そうであれば、割高な株価で株を買えばその後に空売りで修正されるはずだ。それが正しいなら、需給は株価に影響しない。しかし、新規のマネー流入があれば、株式ファンドは株価にかかわらず株式を買わざるを得ない。企業の自社株買いでの株価の底上げも同様だ。ゴールドマン・サックスは投資信託、約330兆円の運用を分析すると、株式投資に積極的な投信が多い。配当の代わりに同額の自社株買いをすれば、1ドル当たり2ドル価値を押し上げるという。そうであれば、配当を減らして自社株買いをした方が、株主には喜ばれる。そう言う理由が、巨額の自社株買いをするアップルなどの巨大ハイテク株が相場をけん引する。2020年第4Qにおける自社株買い金額上位5社。
                    Q4 2020      FY 2020 Change(YoY)
Apple              $27.6         $81.5 -0.24%
Berkshire- Hathaway $9.0       $24.7 404.08%
Alphabet               $7.9     $31.1 69.02%
Microsoft               $6.5     $26.1 33.85%
Charter Communications   $4.4   $11.2 62.32%
米国S&P500企業の自社株買いは10倍以上にもなる。経営者自身が株高で自身のストックオプション株で儲かるからかもしれない。こう考えると、株価が正当に企業評価をしているかは怪しい。しかし、愚生のような投資家は、白猫でも黒猫でもネズミを捕るのが良い猫だという考えだ。イデオロギーにとらわれず、生産の発展に役立つ方法を評価しようとした鄧小平の考えには大賛成だ。

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