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2021年9月14日 (火)

将棋棋士の就業環境が整うことを願う

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昨日は、Abema.TVで将棋の豊島将之竜王に藤井聡太二冠が挑戦する第6期叡王戦第5局を観戦していた。結果は、先手の藤井二冠が111手で勝ち、3勝2敗でタイトルを奪取した。19歳1カ月での三冠獲得は、羽生善治九段の22歳3カ月を28年ぶりに更新する最年少記録だ。五番勝負の最後の一局での決戦のため、どちらが勝ってもおかしくはない試合だった。ただ、振りゴマの結果で藤井二冠が先手番になったことで、愚生は藤井勝ちだと思った。居飛車戦同士の戦いのため、先手番の作戦に後手番は対応する形になる。そのため、藤井二冠の用意した作戦に豊島竜王が誘導される。結果は、愚生の予想通り藤井二冠が終盤一気に畳み掛けて勝負を決め棋聖・王位・叡王の三冠となった。2人の間では、王位戦7番勝負も並行して戦われ、藤井三冠が4勝1敗で圧倒して防衛した。将棋界最高のタイトルとされる竜王戦も藤井三冠が挑戦権を獲得し、10月から豊島竜王との7番勝負が再び始まる。豊島竜王は「竜王戦開幕まで1カ月準備をして頑張りたい」と巻き返しを誓った。竜王戦にも勝てば、今年中の四冠となる。更に、王将・棋王も予選を勝ち進んで挑戦者となって、渡辺名人から冠位を奪取すれば、本年度中に六冠だ。強すぎるとしか言いようがない。もちろん、愚生が強いわけではないから自分を誇るわけではないが・・・。ただ、贔屓にしている棋士のため、こちらも嬉しくなる。つい最近まで四強と言われた将棋界だが、いつのまにか藤井一強となってきたようだ。愚生の主観だが、はっきり言って過去の時代に強かった棋士、大山康晴・中原誠・谷川浩司・羽生善治の全盛時以上の強さだと思う。残念だが藤井全盛時代が早期に始まったため、羽生さんの99期タイトルは二桁止まりで終わるだろう。これから30年間は藤井聡太九段と呼ばれることはない。要するに、藤井聡太が無冠のことはないだろう。愚生も子供のころから、へぼ将棋を指していた。しかし、愚生が小さい頃は、将棋棋士というと博徒と同列扱いで、無教養層だと見られていた。時代もずいぶんと変ったものだと思う。ただ、将棋棋士の年収は、一部のトップを除けばけっして恵まれた境遇ではない。趣味を仕事にしているのだから贅沢は言えないだろうが、もっとスポンサーが付いて就業環境が整うことを願うばかりだ。

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