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2021年9月19日 (日)

師匠の石田九段の教育が悪い

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昨日は、第4回ABEMAトーナメント決勝戦が行われた。結果は藤井聡太三冠が率いるチーム藤井が優勝した。第一回から四回まで、すべて藤井三冠(チーム戦も含め)が優勝という事になった。その中で愚生が感じたことは、将棋棋士は実力の世界だから、もう少しタイトル保持者にリスペクトすべきだと思った。古い話になるが、十七世名人資格保持者の谷川浩司が史上最年少(21歳)で名人になった。その時、若かったせいもあって、5才年上の田中虎彦九段があんな弱い名人と谷川九段を揶揄した事件があった。その時、内藤九段(棋士で歌手)が田中虎彦を戒めた。名人というタイトルを冠している実力者に失礼だと将棋世界の誌上で叱った。これは当然のことだろう。将棋棋士は棋戦があって初めて飯が食える。その協賛元の冠を持つ棋士を貶める発言などご法度だ。今回も控室で佐々木勇気七段が藤井君と君づけしているのには呆れた。隣にいた木村九段が藤井聡太三冠は強い。聡太三冠はと繰り返し、佐々木勇気を間接的に戒めていた。これは師匠の石田九段の教育が悪いのだろう。佐々木が藤井君と呼びたいのなら、四冠くらいとってから言えと思った。三冠のタイトルには、多くのスポンサー企業が協賛している。そして、そのお金で日本将棋連盟が成り立っている。もっと言えば、今の将棋界は藤井三冠のお蔭でテレビ出演や棋戦が増え潤っている。解説の出演料などもそうだろう。ただ強いだけでは棋界は成り立たない。スーパースターがいて初めて将棋に関係のない人々までもが注目する。基本的な礼儀作法は、師匠が教えるべきだろう。藤井三冠の師匠杉本八段でも、藤井三冠が九段になってからは公式の場では君づけなど決してしない。テレビ出演するなら、敬語の使いかたや世間の常識も持ち合わせて頂きたい。見ていて不快極まった場面だった。

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