1日のニューヨーク株式市場は反発
株の上げ下げには、何らかの講釈がつく。1日のニューヨーク株式市場は反発して上げた。後付けだと思うが、米製薬大手メルクが新型コロナウイルスの増殖を抑える臨床試験で、入院や死亡のリスクをおよそ50%低下させる効果がみられたと発表した。このことへの期待感などから、幅広い銘柄に買い注文が広がり、ダウ平均株価は一時、600ドルを超える値上がりとなった。終値は前日に比べて482ドル54セント高い3万4326ドル46セント。市場関係者は「前日に500ドルを超える値下がりとなっていたこともあって買い戻しの動きが出た。このところのインフレへの懸念を受けた長期金利の上昇傾向にいったん歯止めがかかっていることも安心材料となった」と話す。しかし、愚生は週末を迎え、空売りの買戻しでポジションを閉じた結果だと勘繰る。日本でも、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置は、すべて解除された。お蔭さまで、今日息子夫婦と寿司屋で会食する時に酒が飲める。前回は、緊急事態宣言下という事もあってお茶しかなかった。ところいで、菅総理大臣は記者団に対し「これまでご協力いただいた国民のみなさんに、心から感謝申し上げるとともに医療従事者や介護などの関係の皆さんのご尽力に、感謝と敬意を表したい」と述べた。未だに新型コロナは季節性の感染病だとは思っていないようだ。こうまで愚鈍だと、やはり日本国の総理大臣には肩の荷が重いだろう。「クラブツーリズム」は、東京都に4回目緊急事態宣言が出たことし7月からツアーを中止していたが、およそ2か月半ぶりに再開した。池袋のイタリアンバルでは、ビールやワインなどの提供を再開し、営業時間も午後9時までに延長した。政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は、「これから秋冬の感染の再拡大を考えると今の感染者数が少ない状態をいかに長く維持するか、あるいはここからさらに下げられるかが大事になる」と指摘する。小池都知事のパーフォーマンスだけの政治姿勢にはウンザリしている。早期に次回の感染爆発に対応する処置を取って頂きたい。総裁選で敗れた小石河連合「親の七光議員団」も、徐々にメッキが剥がれてきた。世の中そんなに甘いものではないことを認識して頂きたい。
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