もうはまだなり まだはもうなり
14日の米株式相場は大幅高になった。米大手銀行などが発表した決算が好調だったほか、朝方発表の先週の新規失業保険申請件数が新型コロナウイルスの感染拡大後で初めて30万件を下回ったのも買い材料になったという。愚生自身は季節性の株高だと思うが、色々と講釈がつく。2021年7~9月期の決算を相次ぎ発表した米銀(バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、シティグループ)が大幅増益となり、株価も上昇した。一方、米銀の今後の収益を占う米金利は上昇が一服した。14日は米長期金利の指標になる10年物国債利回りが1.5%台前半で推移したことで、ハイテク株に追い風になり、アップルやマイクロソフトなどの株価上昇が目立った。米長期金利は先週、4カ月ぶりに1.6%台まで上昇した。米連邦準備理事会(FRB)がFOMCで政策金利を2022年中にも引き上げる可能性を示したことからだ。世界的なカネ余りによる米国債の買いが金利上昇を抑えるようだ。日本の財務省の統計でも、ここ数週間の日本勢は米国債の買い越しを続けている。今後の金利上昇はつづくのだろうか。米国株に投資している愚生には非常に気になることだ。米金利の上昇は利ざやの改善で銀行には追い風だ。しかし、米金利上昇がドル高を誘い製造業の収益を圧迫する可能性もある。愚生ごときの考えではあるが、岸田首相も「岸田ショック」という株価下落で金融課税の増税を封印してしまった。バイデン大統領も来年の中間選挙があるため、株価下落は困るはずだ。そう考えると、当分は、株価下落はない気がする。「もうはまだなり まだはもうなり」というから、愚生の予想など当てにはならないが・・・。
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