クラウドインフラストラクチャは急速に成長
マイクロソフトからの抗議で、国家安全保障局とアマゾンが結んだ秘密契約が争われている。アマゾンウェブサービスへの発注金額は、100億ドルもの大規模なクラウドコンピューティングだからだ。これは以前、2019年10月にマイクロソフトと契約したことにアマゾンが訴訟を起こした事件の逆ケースだ。金額が大きくなると、企業の受注活動も必死なのだろう。しかし、一般的には、ほとんどすべての大口顧客はマルチクラウド戦略を方針としている。これは、より多くのものをクラウドコンピューティングに移行するためだ。これまでは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを使用者(ビジネス利用の場合は企業)が管理する設備内に設置し、運用するオンプレミスコンピューティングだった。要するに自社運用だ。しかし、インターネットに接続されたクラウドコンピューティングといった外部のサーバーリソースをオンデマンドで利用する新たな形態が普及するにつれて、運用形態が変化してきた。そして、オンプレミスコンピューティングへの投資から、クラウドコンピューティングへの移行に多くを費やす。このため、クラウドインフラストラクチャは急速に成長し、1,500億ドルの市場にまでなった。(世界全体のIT支出は約1兆ドル)マイクロソフトのAzureGlobalのVPは、新型コロナのパンデミックにより、リモートで作業する人が増えた。そのため、ハイブリッドおよびマルチクラウドシステムへの移行が加速し、弾力性のある柔軟なデータシステムが重視されるようになった。そして、全ての業界はクラウドを介して成長するという基盤ができた。実際、クラウドデータ管理に関する調査では、回答者の80%以上が、複数のクラウドサービスプロバイダーを使用していると述べている。米国CIAなども、AWS、Microsoft、Google、Oracle、およびIBMに対して、 数百億ドルに相当する特定のインテリジェンスオペレーション契約を締結した。これはAmazonのAWS後継として使用されるシステムだ。どうも、株を持っているせいなのだろうか、すぐにポジショントークになってしまう。
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