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2021年11月 6日 (土)

晩年の時間を惜しむ

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東京郊外の戸建て暮らしは快適ではあったが、子育てが終わった老夫婦には維持管理が容易ではない。愚生の近所の独居老人がバスで買い物に行く姿が散見される。数年前は、彼女らは自転車でさっそうと町まで買い出しに行っていた。しかし、自転車に乗れなくなると、バス停で二つしかない距離といってもナップザックと両手に買い物かごを下げて、青息吐息で家まで帰ってくる。愚生は今、車で買い出しに行くが、カミさん一人になれば同様の姿だろう。そう思うと、何れは介護施設に入居するか近商地区にあるマンション暮らしかの選択を迫られる。いきなり介護施設に入るのも人生終盤の僅かな時間が惜しい。そういう訳で終活という名のもとに、今年度の年初からマンション探しをした。長く住むわけではないから、新しい物件でなくてもよいが、管理がしっかりとしたマンションに入居したかった。また、愚生宅のチワワも一緒に連れて行くので、ペット可のマンションが必須要件だった。そして虫のよい希望だが、息子夫婦が住む近隣の駅近くを探した。愚生自身も田舎からのお上りさんのため、お袋の慰問といえば北陸新幹線を使っていく。子供たちには迷惑をかけたくはないが、近くに住んでいたいという希望もある。四月から探し始めて、ようやく終の棲家が決まった。三十代半ばで大きな借金をして戸建を取得した時は、終の棲家だと確信していた。しかし、歳を取るにしたがって二階建ての戸建ては階段の行き来が不便だと感じるようになった。そういう訳で、家は若い次男夫婦に譲って新たに住むマンションを購入した。金融緩和のせいで、東京郊外といっても都心マンションの高騰に引っ張られて価格は上昇している。上ったものは必ず下がると思うが、この先数年は下がるよりも上がる気もする。体が元気なうちにと早期に購入を決断した。晩年の時間を惜しむなら、多少気が早い方が良いと思ったからだ。ただ、購入後のリノベーション工事や引っ越しを考えるとウンザリする。しかし、三年後にするよりは今の方がまだましだと思って取り組んでいる。ところで、昨日のブログで憤っていた友人からは謝罪のメールが来た。腹は立ってはいたが、50年近く前からの友人を無くすのは、さすがに寂しいと思っていた。相手も色々いい分はあって反省はしていないと思うが、それでも謝罪して来たと思うと和解して許すことにした。亀の甲より年の功なのだろう。

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