11月から株価の上昇が続くような気がする
米連邦公開市場委員会(FMOC)が3日に声明を発表した。インフレは高水準にあるが、これは主として一過性と予想される。FOMC委員会は長期にわたって最大限の雇用と2%のインフレを達成することを目指す。こうした結果が得られるまで、緩和的な金融政策スタンスを維持する見通しだ。また、FOMCは月間の資産純買い入れペースを縮小し始めることを決定した。毎月実施している資産購入については、月額150億ドル(約1兆7000億円)のペースで縮小を開始する。資産購入は米国債を月額100億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を同50億ドルそれぞれ縮小する。今回の政策決定は全会一致だった。現在は「利上げに適した時期とは考えていない。労働市場の一段の回復を目にしたいからだ」と述べた。そして、資産購入のテーパリング(段階的縮小)については、「金利政策に関する直接のシグナルを示唆するものではない」と言明。今回決定したペースで縮小を進めれば、2022年半ばまでにプロセスが完了するとしつつ、経済見通しに応じて縮小ペースは加速することも減速することもあり得ると付け加えた。この結果を受けて、昨日の米国株式市場はS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック100指数、ラッセル2000種指数がいずれも2営業日連続で最高値を更新した。S&P500種は前日比0.7%高の4660.57。ダウ平均は104.95ドル(0.3%)高の36157.58ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。パウエルFRB議長は、テーパリングの決定は利上げが近いことを意味するわけではないと強調した。そうであれば、米国株式市場はシーズナリーカレンダー通りとすれば、11月から株価の上昇が続くような気がする。愚生は株を多少換金する必要があったが、できるだけ売却を後に延ばそうと思う。ポジションを抱えていると市場を冷静に見ることは容易でないとつくづく思う。
| 固定リンク
「株・為替」カテゴリの記事
- 骨折り損のくたびれ儲け(2023.02.16)
- 取り越し苦労をするよりポジションを空(2023.02.08)
- 元お笑い芸人の井村俊哉さん(2023.02.07)
- 注目されていたFRBの声明(2023.02.02)
- ドルの続落も見込まれる(2023.01.29)
コメント