田舎の方が年寄りには優しい?
昨日、母や義母の慰問のため北陸新幹線の切符を購入した。カミさんと大人の休日俱楽部という会員になっているため、3割引きで切符が買える。しかし、北陸新幹線はJR東日本とJR西日本にまたがるため、駅の窓口でしか切符が買えない。面倒くさいから、何とかして頂きたいものだ。愚生の母は長野県の佐久市にある特養に入居している。昭和二年生まれというから昭和の化石という世代だ。大正時代は12月末で終わったため、昭和元年は一週間程度しかない。昭和二年生まれは昭和の始まり世代だ。そして、義母も昭和一桁生れだから戦争をはっきり知っている世代だ。愚生の住む地域は、昭和四十年頃に販売された分譲地だ。そのせいで、昭和一桁生れのお婆さんが多い。そのせいか、大正時代や昭和初期生れの夫に先立たれた未亡人が多い。今年は、昭和で言えば九十六年になる。分譲されたのは、今から五十六年前だ。住み着いた頃の婆さんたちは、三十代前半くらいだったのだろう。今の加齢極まる老婆と違い、初々しい若奥さんだった頃だ。彼等は愚生の母や義母と同世代の人だ。年老いてもバスに乗って、街まで食糧品を買いに行く姿は痛々しい。愚生の母などは、ずいぶん前から介護施設に入っているから、田舎の方が年寄りには優しいようだ。都会では介護施設に入るのは、容易ではないのだろうか。それとも、都会の年寄りの方が周りの刺激が多く元気なのだろうか。数か月前に母を介護施設に訪ねたときは、表情が怒っているような気がした。愚生だけの見え方かと思ったが、カミさんも同様な意見だった。ずいぶん前に、母を訪ねたときは「自分がこうしているとは想像していなかった」と愚痴っていた。母は疎外感からそう言っていたのだろうと思った。愚生は、母に長生きすれば周りはいなくなるから両方は無理だ。生きたくても、戦争で短い人生で終えた人がたくさんいるのに贅沢だとだと諭した。長生きすれば幸せかといえば、必ずしもそうでもないように思える。
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