« 岸田首相の正しい判断だと支持したい。 | トップページ | 不景気業種といえば引っ越し業者も同様 »

2021年12月 1日 (水)

株価はいずれ回復すると期待したい

D5aad7c0ef5198a02da2463c6efa4746621010e7  
パウエル議長は上院の公聴会で、インフレを表現するのに「一過性」という言葉を使うのはやめるときがきたと指摘した。そのせいなのだろうか、S&P500種・ダウ工業株30種平均・ナスダック総合指数の3指数は大幅安となった。パウエル議長のインフレ収束には時間がかかるとの発言が火に油を注いだ。その結果、テーパリング加速が恐らく起こるだろうとの不安で下げたとの講釈だ。しかし、愚生は株を売りたい人が、ただ売っただけだと思う。ドルはパウエル議長のタカ派的な発言を受けて円高が少し進んで今は、1ドル=113円20銭付近だ。市場はまた、オミクロン変異株のワクチン耐性の恐れにも神経質になっている。日本でも入管で検出されたというから、世界中に伝搬するのが早いと驚かされる。今回のオミクロン変異株により、新たな行動制限が講じられれば金融刺激策の解除プランが長くなり、消費者物価高騰をあおる。日本の首都圏マンションの高騰は何時まで続くのだろうか。過去に何度も同じことを繰返してきたが、今回の新築マンションの平均販売価格が土地バブル期を越えたというから、当時の愚生を思い出して感無量だ。ところで、既存の新型コロナウイルスワクチンが新たな変異株「オミクロン株」にどの程度有効かについて医薬品メーカーの見解が分かれている。専門家や製薬会社の経営幹部の多くの見解はこれまでのところ、オミクロン株がワクチン接種で得られた免疫をすり抜けることを示す証拠はほとんどないという。英オックスフォード大学は、既存のワクチンがオミクロン株に対する一定の防御にならないことを示す証拠はない。独ビオンテックCEOはオミクロン変異株について、既存ワクチンでも重症化を防ぐ効果は恐らくあると表明している。一方、米モデルナのCEOは、感染に関わるスパイクたんぱく質の変異がオミクロン株に極めて多いことから、感染を予防するには新たなワクチンが必要になると発言した。これが週明けに回復を期待していた株式市場に大打撃を与えたようだ。自業自得かもしれないが、モデルナCEOの発言でモデルナ株は4.4%安、一方、ファイザーは2.5%高となった。いずれにしろ、オミクロン株に対応するワクチン開発は、ファイザーとモデルナは既に着手している。そして、3カ月程度でワクチン認可申請の準備が整うというから、株価はいずれ回復すると期待したい。どうしても、株を持っているとポジショントークになってしまう。

|

« 岸田首相の正しい判断だと支持したい。 | トップページ | 不景気業種といえば引っ越し業者も同様 »

株・為替」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 岸田首相の正しい判断だと支持したい。 | トップページ | 不景気業種といえば引っ越し業者も同様 »