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2022年1月29日 (土)

今日は王将戦第三局

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昨日の米株式相場は反発した。S&P500種株価指数は大幅上昇で引けた。これは、アップルが市場予想を上回る決算を前日に発表したことを受け、押し目買いが入ったからだろう。しかし、今週は総じて相場変動の大きい展開が続いて、極東に居る縁のないような愚生まで疲れた。S&P500種は前日比2.4%高。ダウ工業株30種平均は1.7%。ナスダック総合指数も3.1%上昇で引けた。ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は前日比3%余り上昇したが、月間ベースではなおリーマンショク時の2008年以来の大幅下落となる。今回の決算発表シーズンでは、これまでに発表を終えた米国企業の約80%が予想を上回る業績を示した。今週はFOMCというビッグイベントもあって疲れる一週間だったが、なんとか無事通過したようだ。来週以降は、もう少し株価のボラティリティが安定して頂きたいものだ。ところで、第71期王将戦七番勝負第3局が29日、30日の両日、栃木県大田原市にあるホテル花月で開催される。渡辺明王将王将(名人・棋王)に藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)が挑戦する。ここまで2連勝と「最年少五冠」に向け前進する藤井竜王だ。一方、防衛する渡辺王将にとっては絶対に落とせない一番だ。これまでの流れは以下だ。
<王将戦七番勝負これまでの勝敗と日程>
第1局 1月9、10日 静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」
藤井竜王(先手)勝ち
第2局 1月22、23日 大阪府高槻市「山水館」
藤井竜王(後手)勝ち
第3局  1月29、30日 栃木県大田原市「ホテル花月」
第4局  2月11、12日 東京都立川市「SORANO HOTERL」
第5局  2月26、27日 佐賀県三養基郡「大幸園」
第6局  3月12、13日 島根県大田市「さんべ荘」
第7局  3月26、27日 新潟県佐渡市「きらく」
藤井竜王があと2連勝するなら、2月上旬でタイトル戦は終わってしまう。この時期には、渡辺王将は永瀬王座との棋王戦も重なっている。
<棋王戦五番勝負日程>
第1局 2月6日(日)静岡県焼津市「焼津グランドホテル」
第2局 2月19日(土)石川県金沢市「北國新聞会館」
第3局 3月6日(日)新潟市「新潟グランドホテル」
第4局 3月20日(日)栃木県日光市「日光東照宮」
渡辺王将にとっては、前門の虎、後門の狼と大変な時期だ。二兎を追う者は一兎をも得ずというから、どちらかに絞って対処するなら棋王戦防衛に全力を注力するしかない。

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