徒歩で全ての用が足せること
昨日、神奈川県E市に転居した。東京都に32年間住んでいたので、神奈川県民になるのは久しぶりだ。東京に住む前は、神奈川県の川崎市や横浜市に計13年間住んでいた。上京してから45年間も京浜地区に住んだことになる。この辺りに住むきっかけは会社への通勤が便利だったからだ。別段、この地域が好きというわけではなかったが、なり行きで住むことになった。子供たちも首都圏で育ったため、愚生のような田舎っぽさはない。そして、ここが地元になるため大学も就職も同地域になった。「故郷」の歌には、「志しを果たして、いつの日にか帰らん」という歌詞が並ぶ。愚生は田舎に錦を飾るという意味で理解しているが、そういう気持ちは全くない。もう少し郷愁というものがあっても良いのだろうが、幼い頃の思い出より、上京してからのほうが楽しかったせいかもしれない。会社勤に良い思い出はない人もいるだろうが、愚生はどちらかというと充実した満足な人生だった。辛いこともあったが、日の当たることもあった。最後は自分の美学で早期退職しため、サラリーマン人生には良い思い出の方が多い。今回の引っ越しは終活の一部だから、次は棺桶か介護施設になる。マンション生活は神奈川県に住んでいた時に経験した。あの頃は通勤の利便性が第一だったが、終活ともなると徒歩で全てが用を足せることだ。病院や買い物の商業施設、映画館、そしてペット病院などだ。まだ住み始めて3日目だが、戸建にくらべて暖かい気がして転居してよかったと思う。引っ越しも若い頃はステップアップということもあって、わくわくした。しかし、歳と共に生気が削られるのだろうか。歳を重ねた今は、引っ越しは早ければ早いほど良いと感じる。今日できることを、明日も同じようにできるとは限らない。そう思いながら、若いチワワのオーラを貰って、もう少し長生きしようと思う今日この頃だ。
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