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2022年2月17日 (木)

岸田首相の無能さを暴露

Sessyuken
高齢者への3回目のワクチン接種が遅れているという。愚生の場合は、引っ越しに重なっていたため接種券が届くとすぐさま申し込んだ。おかげさまで、2月1日に上皇后さまより一日早く接種できた。幸運というより外ならない。そもそも、2回目の接種を6月中にしたから8ヶ月後は2月中だ。しかし、ワクチン接種の効果は6月しか持たないということは、昨年中ごろから判っていた。そうであれば、8月後に3回目接種という厚労省の方針自体が間違っている。政府は、遅ればせながら2月末までに希望する高齢者の接種を終えるという。いうのは勝手だが、実際に実現可能なのだろうか。接種しようにも、自治体からの接種券が送られてこなければ不可能だ。厚生労働省は接種券なしでも接種可能とするが、全く周知できていない。この遅れが原因で、高齢の重症、死亡者が増えている。岸田政権には、能力がないならとっとと辞めろと言いたい。デジタル庁によると15日時点で3回目を接種した高齢者は968万人。2021年12月に3回目接種を始めてから2カ月半がたつが、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者でさえ、打ち終えたのは27%だ。私事だが、愚生は運がよかったと思う。自治体の97%は、2月末までに希望する高齢者への接種を終える見込みだという。しかし、2月末までに接種対象となる高齢者は約2900万人おり、残り半月弱で1900万人以上に打つ必要がある。単純計算で、高齢者だけでも1日150万回程度打ち続けなければ達成できない。はっきり言って不可能な目標だ。接種遅れの主因は接種券の配送が間に合っていないという。当初、2回目から原則8カ月としていた接種間隔が元凶のようだ。これが原因で、接種券の印刷や配送業務が遅れた。高齢者を含め3回目の接種者の人口比率が16日公表時点で4.4%と僅かだ。政令市の中で最も低かったのは問題市長を擁する横浜市だ。同市では65歳以上の大半に接種券が配送されるのは2月末という。ただ、ファイザー製ワクチンの不足懸念はあるが、モデルナ製も含めれば必要量は供給しているという。どうもワクチン接種の遅れは、政府の怠慢というか執務能力の欠如だろう。早期に接種券なしでも打てることの周知徹底を早期にすべきだ。焦った政府は2月15日、高齢者施設の接種について改めて接種券なしでも可能だと周知する事務連絡を自治体に出した。接種の遅れから、東京都の感染者のうち、重症者の86%は高齢者と昨夏の第5波の3~4割を大きく上回る。15日にはコロナによる死者数も全国で230人を超えてこれまでで最も多くなった。感染力は強いが毒性は弱いとオミクロン株を軽く見ていた岸田首相の無能さを暴露している。

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